東北学院大学

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新型コロナウイルス感染症に関連した対策 〔第 19 報〕 - マスク着用の考え方の見直しに伴う措置 -

2023年03月01日

学生・教職員 各 位

東北学院大学
学長  大西 晴樹

新型コロナウイルス感染症に関連した対策 〔第19報〕
- マスク着用の考え方の見直しに伴う措置 -

 5月8日に予定されている新型コロナウイルスの感染症法上の分類引き下げや、このところの感染者数の減少傾向に伴い、「新型コロナウイルス感染症に関連した対策」〔第19報〕として、本学の感染症対策に関する基本方針の見直しを行なうことにしました。
 政府の新型コロナウイルス感染症対策本部から2月10日付で発出された「マスク着用の見直し等について」を受けて、2023年4月よりキャンパス内でのマスク着用の有無は個人の判断を尊重することにいたしました。なお、卒業式におけるマスクの着用に関しては、卒業式の教育的意義を考慮し、マスクを着用せずに出席することが基本とされていることから、本学の卒業式においても、卒業生のマスク着用を義務づけしないことといたします。ただし、式典の際の歌唱時にはマスクを着用していただくこととします。
 なお、行動範囲の広い学生の皆さんには、感染予防対策の基本を忠実に実行していただき、大学の諸活動を継続できるよう、自覚ある行動をお願いいたします。

1.東北学院大学における新型コロナウイルス感染症対策の基本方針
(1)新しい生活様式の継続について

 感染症を拡大させないためには、これまでと同様にコロナ禍における新しい生活様式を継続していくことを基本とする。密集・密閉・密接という「三つの密」を避けるとともに、こまめな換気の実施、人の密集する場所でのマスクの着用、手洗いを励行する。キャンパス内でのマスク着用に関しては、一律にルールとして求めることはしないが、気を弛めずに必要に応じてマスクを着用すること。礼拝出席の際の讃美歌歌唱時など、マスク着用が司式者から求められることがあるので留意して出席すること。ソーシャル・ディスタンスの観点では、可能な限り他者との距離を確保して着席すること。
 なお、不特定多数の人が集まる場所の利用には最大の注意を払ってほしい。会食を行なう場合は、感染対策を適切に講じている飲食店を利用し、大人数での開催は避け、開催時間は短時間にとどめることとする。なお、飲食時には、大声での談笑を避けることとする。

(2)キャンパス内感染の発生リスクとその対処方針について
 一人ひとりが注意を払っても、感染者のキャンパス入構や施設利用の可能性は排除できない。そうした事態に備えて組織的に体制を整備しておくこととする。
 1)キャンパス内での感染が発覚した場合は、直ちに事実関係を確認し、保健所・医療機関・自治体などに連絡して対応措置を実施する。
 2)具体的には、感染者(感染が疑われる者を含む。)の接触エリアを過去の一定範囲にまで遡って確認し、学内の濃厚接触者を特定して、保健所に情報を提供する。濃厚接触者についても、直近のキャンパス入構の有無や立ち入り施設などを確認し、感染者及び濃厚接触者の立ち寄り先などについて(保健所の指示に従いながら)、一時的・部分的または全体的な施設閉鎖の措置をとるとともに、消毒対応(リスクの度合いに応じてアルコール消毒または塩素消毒)を施すこととする。
 3)感染者及び濃厚接触者については、保健所の指示に応じて施設または自宅での待機期間をおき、その後も健康観察期間を確保しなければならない。他方、それらの者や家族・同僚などへの差別や誹謗中傷などの人権侵害が広がることのないよう、当事者・関係者のプライバシーには最大限配慮しなければならない。
 4)キャンパス内での感染症発生に伴い、施設閉鎖や場合によってはキャンパス全体の封鎖に及ぶことも考えられることから、業務継続性の確保ないし事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の観点に基づく対応措置を講じておくことが不可欠である。まずは、学内・法人内の各部署において、それぞれ施設閉鎖の事態を想定し、代替的な業務遂行体制(物理的な移設先やネットワーク端末環境の用意等)を構築しておくこととする。

(3)キャンパス入構体制について
 キャンパス入構の際の検温は行なわない。なお、学内数個所に設置してある検温器を使用するなど、日々の生活の中で各自が自主的かつ日常的に検温を行なうなどの自己管理とする。
 ただし、キャンパス入構時に感染が疑われる発熱や倦怠感などの症状を感じた場合は、キャンパスへの立ち入りを自粛すること。

2.具体的な個別の実施内容
(1)2023年度前期授業の実施方法について

 2023年度前期授業の実施方法は、原則対面での授業とする。具体的な実施方法などは、学務部より、東北学院ポータルMyTGや電子メール、ホームページ等で周知される内容を確認のこと。
 ■担当窓口
 授業に関する問い合わせ対応
  学務部教務課 土樋キャンパス教務課:TEL.022-264-6451
  学務部教務課 五橋キャンパス教務課:TEL.022-354-8200
 遠隔授業実施・受講環境に関する問い合わせ対応
  教学 DX 準備委員会「学修環境部会」
   e-mail:enkaku@ml.tohoku-gakuin.ac.jp
 PC・モバイル WiFi ルータの学生一時貸与窓口・問い合わせ対応
  学務部教務課学事係:TEL.022-264-6461
   e-mail:gakuji@mail.tohoku-gakuin.ac.jp
   ※具体的な貸出は東北学院大学生協土樋店にて別途連絡対応。

(2)公開講座などの開催について
 
公開講座は対面での開催を認めることとする。なお、公開講座には不特定多数の参加者が集うため、感染状況が拡大した場合にはオンラインを活用したハイブリッド型の開催を推奨する。なお、集合型の対面開催で実施する場合には、当日の会場の換気に気を配るなどの対策を講じること。

(3)学生のボランティア活動、課外活動について
 東北学院大学が関わるボランティア活動、課外活動に関する対面開催・遠征合宿等は、十分にコロナウイルス感染対策を講じたうえで、通常の手続にて申請すること。ただし、課外活動団体による懇親の場での飲酒は控えることとする。
 なお、コロナウイルス感染症陽性者が出た場合、陽性者は必ず学生健康支援課に連絡し、課外活動団体代表者は、活動状況等を学生課に報告すること。
 感染症の収束状況に応じて、課外活動に関するガイドラインが学生部から示される。最新情報は「課外活動応援サイト TG MIND」によって確認すること。
 ■課外活動応援サイト TG MIND
 ■担当窓口
  総務部地域連携課ボランティア連携係(ボランティア活動):TEL.022-354-8140
  学生部学生課(課外活動・遠征合宿・旅行等):TEL.022-264-6471
  学生健康支援課(学生):TEL.022-264-6569

(4)ゼミ合宿について
 ゼミ活動に関する合宿に関しては、参加を強制せずにゼミ生間による合意のもとに計画を立案し、指導教員の承認を得て合宿願を学生部に提出し、通常の手続きを経て実施すること。なお、参加は希望者のみとし、不安を感じて参加を希望しない学生に不利益が生じないよう配慮する。
 また、合宿中の懇親の際には飲酒を控えることとする。宿泊施設の予約の際には、ゼミ活動を行なう際に十分なソーシャル・ディスタンスの確保が可能な会議室や宿泊室等の借用ができることを確認すること。

(5)教職員の出張等の取り扱いについて
 いずれの場合においても、慎重な判断を求める。
 1)国外への出張・渡航
  国外出張に関しては、通常の扱いとする。また、私的な国外への渡航は海外渡航届出書(所定様式あり)を総務課に提出することを要請する。なお、渡航中に留意すべき感染リスク軽減対策や、渡航先で接触した相手方の健康状態等に注意し、不安を感じたときは帰国後も自身の体調管理と感染症拡大防止策に慎重を期すなど、注意義務を十分にわきまえておくこと。
 2)国内出張
  出張手続きは通常どおりとし、出張の際には、感染症の拡大防止を念頭においた責任ある判断を求める。なお、出張に代えてオンライン方式による代替策による対応などの工夫を引き続き求める。私的な旅行においても十分な感染対策をとること。
 ■担当窓口
  総務部総務課(出張):TEL.022-264-6421

(6)学外者(委託業者、取り引き業者、関連会社等)のキャンパス入構許可について
 来訪者がキャンパスに入構する際には、通常どおり警備員室において身元を確認する。

(7)学生・教職員の県外への私的移動及び同地域からの来訪者との接触について
 
県外への私的な移動や他県からの来訪者との接触は最小限にとどめることを推奨するが、日常生活に支障がないよう、すべて自身の管理責任のもとで行なうこととする。

(8)大学の施設貸出について
 大学の社会的貢献の一環として、公的試験等のための教室貸出については以下の点に留意することを条件として、継続して認めることとする。
 1)資格試験などの受験者として、不特定の学外者がキャンパスに立ち入るため、学内の行動経路を限定し、感染者の受験が発覚した場合の接触者把握や追跡調査を容易にする手立てを講じること。
 2)受験者と学生・教職員とが混在する状況とならないよう、教室貸出の際は受験者の動線などを考慮した上で手配することとする。
 ■担当窓口
 総務部総務課(施設貸出):TEL.022-264-6421
 (株)TG サポート(施設貸出):TEL.022-264-6551

3.学生・教職員の新型コロナウイルス感染時及び濃厚接触時の対応
(1)新型コロナウイルス感染時及び治癒後の対応について

 1)新型コロナウイルス感染症が学校保健安全法に定める第一種感染症に指定されていることから、この感染症に感染して治癒していない場合は、治癒するまでの間、医師の指示に従い通学・出勤を禁止する。
 2)当該感染症に感染した場合には、感染に係る事実関係を学生は本学ホームページ内の調査票バナー(感染者または濃厚接触者)の専用フォームに入力し、教職員は所属長へ連絡し、治癒の確認後、以下の手続きをとること。
 発熱等の症状がみられたら…
・学生:授業等の扱いに関しては医療機関等が発行する支払明細書や処方箋等を付して教務課または学務係に届け出ること。
・教職員(法人・大学):所定の手続きとして特別有給休暇届(インフルエンザの場合と同様)を提出する。

(2)新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者と認定された場合の対応について
 1)濃厚接触者と認定された場合は、最寄りの新型コロナウイルスに関する相談窓口(最寄りの保健所等)に問い合わせた上、その指示に従い、待機期間の終了、または、感染していないことが証明(検査で陰性と判定)されるまでの間、出勤・通学を禁止する。
 2)濃厚接触者と認定された時点で、その事実関係を学生は本学ホームページ内の調査票バナー(感染者または濃厚接触者)の専用フォームに入力し、教職員は所属長へ連絡し、後日(登校・出勤後)、直ちに以下の手続きをとること。
 発熱等の症状がみられたら…
 ・学生:授業等の扱いに関しては医療機関等が発行する支払明細書や処方箋等を付して教務課または学務係に届け出ること。
 ・教職員(法人・大学):所属長は教職員が出勤を再開した際に、大学所属の教職員は総務部総務課に、法人事務局所属の職員は法人事務局庶務課に連絡すること。

(3)知人の感染により、自身が濃厚接触者と疑われる場合の対応について
 1)自身が濃厚接触であると疑われる場合に、学生は外出を控え、学生健康支援課に連絡をすること。教職員の場合は、出勤を控えて所属長に連絡をすること。所属長は、その情報をもとに、施設管理者として、総務部長若しくは庶務部長が当該教職員について、濃厚接触者に該当するか否かを判断する。
 2)当該学生若しくは教職員が濃厚接触者と判断された場合、感染者と最後に会った日を 0 日として、5 日間の自宅待機及び 7 日間の健康観察を命じることする。当該濃厚接触者から、自宅待機中に体調に異常がなかったことを確認した場合、自宅待機解除とする。(同居する家族等が濃厚接触者と判断された場合も同様に対応する。なお、上記期間を経た場合は、当該濃厚接触者に対する抗原検査及び PCR 検査の結果等は求めない。)
 3)当該濃厚接触者が、自宅待機中に症状が現れた場合は、かかりつけの医療機関へ電話で相談するとともに、学生は本学ホームページ内の調査票バナー(感染者または濃厚接触者)の専用フォームに入力し、教職員は所属長へ連絡をすること。かかりつけ医がいない場合は、受診先について宮城県受診・相談センターに相談をすること。
 発熱等の症状がみられたら…
 ■連絡先
 宮城県受診・相談センター:TEL.022-398-9211
 4)自宅待機が終了した際には、教職員は所属長へ連絡すること。なお、教職員は下記の連絡先へ勤務再開を報告し、自宅待機中の勤務処理について確認のこと。教職員の勤務にかかわる相談窓口も同様とする。
 5)教職員に関して、自宅待機中は所属部署及び所属長と適時連絡を取れるようにしておくこと。また、体調に異常がない無症状の場合は、所属長から業務の依頼を行うことがあるので、その対応ができるよう備えておくこと。
 ■担当窓口
 学生健康支援課(学生):TEL.022-264-6569
 大学教職員・総務部総務課:TEL.022-264-6421
 法人事務局の職員・法人事務局庶務部庶務課:TEL.022-264-6464

4.コロナワクチン接種について
 副反応を恐れてワクチン未接種の方は、自身の感染予防のみならず、治療に関わる医療現場への配慮や家族を含めた周囲への感染防止対策のためにも接種を検討してほしい。

5.今後の情報提供について
 東北学院大学としての新型コロナウイルス感染症の対策に関する方針については、必要に応じて東北学院ポータルMyTGや電子メール、ホームページ等を利用し、今後も適宜情報提供を行う。

以 上