9月の新着本紹介

9月の新着本をご紹介いたします。
各書籍は、中央図書館にありますので、是非ご覧になってください。

【おすすめ新着本の紹介】(出版社内容情報)

あいまいさに耐える : ネガティブ・リテラシーのすすめ / 佐藤卓己著
SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。

政策と災害 : あの日、政策は命を救えたのか / 栗田昌之著
1995年1月17日発生の阪神淡路大震災をはじめ、我々は災害に襲われるたびに二度と同じような被害を出さない為にと様々な施策を打ち出してきた。しかし2011年3月11日再び過酷な現実に直面する。町内放送で懸命に避難を呼びかけた自治体職員、津波が押し寄せる中避難誘導を続けた消防団員や警察官、災害派遣の下令を待ち準備を続けた自衛官、多くの人々があの日懸命に災害に対峙した。
本書では、大規模災害に対して公的部門、政府・行政はどのような仕組みを準備していたのかについて整理し、その上で東日本大震災にどのように対処したのか、政策の限界と可能性について考察している。

紫式部が愛した紙 : 藤原道長と「椙原庄紙」 / 戸田善規著
平安時代に藤原摂関家が重用し、鎌倉時代には幕府が公用紙として用いた兵庫県多可町産の名紙「椙原庄紙(すぎはらしょうし)/杉原紙(すぎはらがみ)」。1300年の歴史を誇る「椙原庄紙(杉原紙)」と紫式部との接点を探り、「手漉き和紙」の歴史と魅力に迫る。
手漉き和紙の魅力や価値についても詳細に掘り下げ、その貴重な歴史と素晴らしさを和紙愛好家、地域資源を活用したまちおこしに関心のある人たちに伝える。

ピアニスト小倉末子と東京音楽学校 : 海外が認めた日本人ピアニスト第一号 : 入学から百年 / 津上智実, 橋本久美子, 大角欣矢著
大正と昭和戦前期の東京音楽学校教授・小倉末子は、海外が認めた日本人ピアニスト第一号でした。本書は、わが国の先駆的なピアニストであった小倉について生涯を詳細に追った画期的な研究書です。
今年(平成23[2011]年)は小倉の東京音楽学校入学から百年目にあたります。台東区立旧東京音楽学校奏楽堂では神戸女学院大学・東京藝術大学・公益財団法人台東区芸術文化財団の共催により記念演奏会と記念展示が行われ、本書はその解説も兼ねています。

ザ・フューチャー・オブ・マネー : デジタル革命は通貨と金融をどう変えるのか? / エスワー・プラサド著 ; 稲垣みどり訳
デジタル革命がもたらす金融革新の全貌を俯瞰するエンサイクロペディア。
アメリカ、中国、インド、スウェーデンをはじめ世界の様々な国が取り組む「暗号資産等を活用した金融革新」のうねりを精緻に活写する。
現金の終焉、暗号資産の台頭、多様な金融仲介形態の台頭、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実現等、雪だるま式に進むイノベーションを伴う金融再構築の未来を予見する。


最近2カ月間の全新着本のリストはOPACで見ることができます。詳細は次のURLをご確認ください。
https://www.lib.tohoku-gakuin.ac.jp/opac/newbook/?lang=0&reqCode=cls&dptidpl=&jfcd=&codeno=