調査・研究:古代瓦から貞観地震とその復興過程を探る
【所属/氏名】文学部 歴史学科 佐川正敏 教授
【分野/領域】考古学
概要
- 瓦は建物の創建、修理、再建、廃絶の過程を探るための重要な手掛かりである。宮城、福島、岩手、山形の9世紀代の瓦を869年発生の貞観地震との関係で再検討しながら、内陸部も含めた被害の範囲、復興支援(中央政府や地方の関与)のあり方、復興(建物の再建)の過程などについて調査・研究中である。とくに、「三代実録」に記述された復興瓦の製作に「新羅人」が関与した問題についても、在外研究先である韓国の新羅瓦の専門家と協力して研究している。なお、その結果の一部は、2011年7月に本学歴史学科公開講座で報告した。
実施期間
2011年6月から実施中