東北学院大学

東日本大震災 東北学院1年の記録

東北学院大学の災害復旧・復興支援活動

学生支援 被災学生への減免措置

●授業料減免支援措置

  • ①主たる家計維持者の死亡または行方不明 ⇒ 授業料1年分免除
  • ②自宅が全壊または流出 ⇒ 授業料前期分免除
  • ③自宅が半壊 ⇒ 授業料前期分を半額に減免
  • ④主たる家計維持者が、福島原子力発電所の事故に伴う避難指示または避難勧告等により、所有する自宅家屋を長期にわたって使用できない場合 ⇒ 授業料前期分を半額に減免

●緊急給付奨学金(授業料減免との併給申請も可)

  • ①主たる家計維持者が死亡または行方不明の者⇒給付額 25万円
  • ②主たる家計維持者が所有する自宅家屋が全壊、大規模半壊または流失した者⇒給付額 15万円
  • ③主たる家計維持者が所有する自宅家屋が半壊または津波により床上浸水した者⇒給付額 8万円
  • ④主たる家計維持者が、福島原子力発電所の事故に伴う避難指示または避難勧告等により、所有する自宅家屋を長期にわたって使用できない者⇒給付額 8万円
  • ⑤その他震災による直接的被害により、主たる家計維持者が、甚大な経済的損失を受けた者⇒給付額 10万円

●通学バスの運行

津波によって寸断されたJR仙石線沿線の学生のため、通学の足としてバスを運行(前期)

沿岸部の石巻~東松島~大学(多賀城キャンパス⇒土樋キャンパス⇒泉キャンパス)

●就職活動支援

被災した学生の就職活動 ⇒ 一人につき3万円まで交通費補助

●入学希望者へ「入学検定料免除」

災害救助法が適用されている県の該当市町村に居住している方で、上記同様の罹災証明書のある者⇒2011年4月1日~2012年3月末日までに実施する2012年度入学試験の入学検定料を全額免除

●新しい教務日程等について

被災学生の評価方法についての考慮。被災学生の授業出席や課題提出の配慮

●被災者入学時特待生制度

東日本大震災で甚大な被災をした受験生に大学で学ぶ機会を拡大し、特に優秀な被災受験生が本学を受験・入学することを支援する制度。(平成24年度入学予定者に限る)

1.対象者・選考

一般入学試験前期日程全学部型または学科分割型において特に優秀な成績を修めた入学者のうち、東日本大震災による被災が次のいずれかに該当する方から選考。

  • ①主たる家計維持者が死亡または行方不明の場合
  • ②主たる家計維持者が所有する自宅家屋が全壊、大規模半壊または流失した場合
  • ③主たる家計維持者が所有する自宅家屋が半壊または津波により床上浸水した場合
  • ④主たる家計維持者が居住する借家・アパートが全壊または大規模半壊の場合
  • ⑤主たる家計維持者が福島原子力発電所の事故に伴う避難指示または避難勧告等により、所有する自宅家屋を長期にわたって使用できない場合
2.支援内容

1年次学納金のうち授業料全額分の奨学金を給付。また、2年次以降は、成績が「優等生」に相当する場合は、授業料全額分の奨学金給付を継続。

3.定員 25名
学科 英文 総合 歴史 経済 共生 経営 法律 機械 電気 電子 環境 人間 言語 情報 地域
定員 2 1 2 4 2 3 3 1 1 1 1 1 1 1 1

東北学院大学カウンセリングセンター メンタルヘルスケア

●カウンセリングセンターからのアプローチ

  • ○3月14日 土樋キャンパスを避難所としている学生に対して資料を配布し、震災のような大きいストレスを経験した際の心理的反応について心理的サポートを行う
  • ○以降、開室し、所長、代表所員、専任のカウンセラーで対応を始める。電話相談や来診が少しずつ入ってくる
  • ○3月18日 「震災時のメンタルヘルス」についてホームページに掲載
  • ○4月15日 発行「東北学院時報」(第702号)(学内・同窓生に向けた広報誌)にて、災害時のメンタルヘルスにかかわる心理教育・情報提供として「つらい体験を乗り切るために−災害時の心の健康について−」を掲載
  • ○6月16日 各学部教授会で資料配布、およびレクチャー  
    「震災ストレスに関する学生への対応ポイント-震災後3ヵ月の時点で起こりうること-」を配布し、学部選出のカウンセラー所員(教員)が10分ほどの教員向け研修を実施
  • ○8月12日 全職員対象研修会で講演

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