東北学院大学

取り組み・活動

株式会社エフエム仙台との連携協力協定

1. 協定締結の経緯

本学は、株式会社エフエム仙台との間で、2020年度に「株式会社エフエム仙台と東北学院大学との連携協力に関する協定」を締結し、連携事業を行っています。

この協定は、大学の教育活動(正課・正課外問わず)を核とする連携活動のあり方について2017年度から検討を開始し、2019年度に取り組んだ学生を交えてのイベントの企画・運営や本学地域教育科目「地域課題演習」等の協働プロジェクトの成果を受け、さらなる産学連携の強化、地域の価値創造や価値向上につながる取り組みを進めていくきっかけとして結ばれたものです。

協定締結式は、本学を会場に2020年4月15日(水)に行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大西晴樹学長、エフエム仙台 小田桐和久代表取締役社長ら少人数の関係者のみが出席し、協定書への署名が執り行われました。

これまで教養学部の柳井雅也教授のレギュラー出演の他、松本宣郎・前院長・理事長、大西晴樹学長も番組にゲストとして登場しています。学生たちはエフエム仙台への課題解決型インターンシップや、局が主催するライブイベントMEGA ROCKSのリサーチと情報発信、RADIO GIGAの企画運営にも携わるなど協働の機会を積み重ねてきました。

今後さらに、様々な教育、研究プロジェクトやイベントなどへの連携事業に取り組んでまいります。

2. 連携協力の範囲

協定書に掲げられている連携協力事項は、次のとおりです。

  1. 教育・研究・文化振興に関する事項
  2. 人材育成に関する事項
  3. 地域振興に関する事項
  4. 国際交流に関する事項
  5. 学生等の人的交流に関する事項
  6. その他、甲及び乙の協議により必要と認められる事項

3. 連携事業の成果

本学地域教育科目「地域課題演習」

2019年度の本学開講科目「地域課題演習」で本学の学生2名が株式会社エフエム仙台のプロジェクトに参画しました。「地域課題演習」は、本学地域教育科目の最上位科目として位置付けられており、「地域の課題Ⅰ」及び「地域の課題Ⅱ」で学んだ知識・考え方を基に、企業等の現場での実習をとおして、地域企業における課題解決を目的としたプロジェクトを実践するものです。また、同プロジェクトで必要な成果を生み出す過程で、仮説検証を繰り返し、既有の知識を組み合わせて事象を解釈し、新たな知を生み出すことを目指しています。※文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の一環として実施。

2019年度「地域課題演習(地域企業版)」実施報告

その他、正課科目での連携

本学の学部・大学院における正課科目の中で、株式会社エフエム仙台が抱える課題などをテーマに、同社の支援を得ながら、学習・研究活動を行っています。事前のヒアリング、中間報告、最終報告など定期的な意見交換、報告の機会を待つとともに、同社担当者からのフィードバックをいただくなど、実践的な学び・実効性のある研究となることを目指しています。

インターンシップの実施

本学就職キャリア支援部が行う「インターンシップ」の仕組みを活用する形で、学生の受け入れ等を実施しています。

株式会社エフエム仙台主催イベントの企画・運営

株式会社エフエム仙台が主催する「MEGA ROCKS」や「RADIO GIGA」に学生が課外活動として企画や運営に携わっています。2022年度は、2つのイベントで情報発信や学生企画の立案・運営、放送会が番組の企画・制作を行いました。また、大学内では、事前の目標設定や事後の振り返りを行い、単純な参加ではなく、学生の成長につなげています。