拡大する「モノづくり」を担う 機械知能工学科長加藤 陽子 1962年に産声をあげた機械工学科は、2002年の機械創成工学科への名称変更を経て、2006年より現在の機械知能工学科となりました。学科創設以来、ハードウェア・ソフトウェアの両側面に通じた、「モノづくり」を担う人材を輩出して参りました。 本学科では、数学・物理を中心とした自然科学系の講義を広く学んできた普通科高校出身の学生、工業系の講義を学んできた工業高校出身の学生が机を並べます。互いに優れた点を認め合い、また、教え合う事により、講義に対する理解が進むと考えております。 機械が関係する分野は拡大の一途にありますが、共通項と目されるものとして、材料・熱・流体・振動に関する力学―「四力(よんりき)」(「材料力学」「熱力学」「流体力学」「機械力学」)―があります。本学科では、入学後、自然科学系・機械工学系の基礎科目―数学・物理を中心とした自然科学系の基礎科目、製図・工作・プログラミング等―に取り組み、その基盤が構築された後、学習する事になります。多岐にわたる機械系分野に対応した講義群―様々な分野(材料、機械設計、工作、熱、流体、制御、生体)、実験系、計算力学系(シミュレーション)―を準備しております。新旧取り揃えたバランスの良い―「温故知新」という言葉が浮かぶ―カリキュラムとなっております。これらを踏まえ、最終学年(4年生)では、研究室に所属し、教員指導の下、卒業研究に取り組みます。どんな分野であっても、研究は「世界で初めて」でなければなりません。論文(英文)を読み自身の研究分野の動向を理解し、自身の考えをまとめ、指導教員・研究室のメンバーと議論を重ねる事になります。 尚、幅広い分野と豊富な講義から計画を立てる為の例として、興味対象を軸とした4つの学習プランを提示しております:IoT社会の新材料を開発・設計する「スマートデザインプラン」、次世代のエネルギー源・自動車に関する「グリーンエナジーシステムプラン」、生体工学とロボティクスに関する「バイオロボティクスプラン」、機械系全般に関する「メカノエンジニアリングプラン」。 卒業後の進路も大変魅力的なものになっていると思います。「どこに行っても機械はある」―機械に関連する分野は大変幅広いものとなっており、本学科の内定率は高水準にて保持されております。卒業生の就職先として、製造系、電力系、IT系等に至るまで広範囲にわたる企業、官公庁、教育機関(教員)となっております。 機械系分野に身を置く先達として、スタッフ一同、皆さんと共に学ぶ日を楽しみにしております。