近藤 雄大 教授 専門分野 民法(財産法) 研究テーマ 目下の研究テーマは、契約の個数論と契約相互間の関係についてです。契約の一部に問題が生じている場合に、それが全体にどのような影響をもたらすのか、あるいは、どのような場合に影響が及ぶのかといったことに関心を持っています。 しっかり学び、楽しく遊ぶをモットーにしています。生活にメリハリをつけて、有意義な大学生活が送れるようにサポートをしたいと思います。 研究経歴・業績はresearchmapをご覧ください。 主な担当科目 民法入門、債権法総論Ⅰ、債権法総論Ⅱ 教員からのメッセージ 法律の勉強ってイメージがわかないというみなさんは多いかもしれません。高校生に聞いてみても、条文を暗記するだけとか、試験勉強ばかりしてるとか、あまりポジティブなイメージをもっていない人がけっこういます。法学部の教員としてはちょっと残念なところです。我々も法律を勉強するおもしろさを伝えられていないことを反省し、もっと魅力を伝える努力をしないといけません。 ということで、1つ問題です。大学2年生のAさんは、Bさんから借りていたゲーム機をBさんに黙って同級生のCさんに売ってしまいました。そのお金でAさんは友人と温泉旅行に行きました。さて、そのことを知ったBさんは激怒し、AさんにCさんからゲーム機を返してもらうように言いました。はたして、Bさんはゲーム機を取り戻せるでしょうか…。似たようなことは、みなさんの周りでもあるかもしれません。借りたことをすっかり忘れていてうっかり友人やセカンドショップに売ってしまった!このとき、元の所有者は取り返すことはできるのか?このような事態を解決するのは民法という法律です(実は見方を変えれば刑法という法律の問題にもなりえます)。多くの法律は、具体的な問題を解決するために存在しています。その解決方法や考え方を学ぶのが法律の勉強なんです。問題を解決した後にはスッキリした爽快感があるかもしれません…。 将来、法曹になりたい、公務員になりたいというみなさんはもちろん、銀行や不動産など民間企業で働きたいというみなさんも、法律を使って問題を解決する能力をぜひ身につけてください。