東北学院大学

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法学部 法律学科

教員紹介

陶久 利彦 教授

担当科目 法哲学Ⅰ・Ⅱ、法的思考入門
研究テーマ

専ら二つの研究テーマがあります。一つは、先天性障害胎児の中絶の是非についてです。そこから、生命倫理一般や「人間の尊厳」にも関心を広げています。最近の論文として、「『人間の尊厳』の根拠を求めて」(河上正二他編著『要件事実・事実認定論と基礎法学の新たな展開』、青林書院、2009年)があります。その関連もあって、2010年度からは塩竃市立病院倫理委員会委員を務めることになりました。

二つは、人がどのようにして法的判断をするのかという問いです。ごく一般的には、拙著『法的思考のすすめ 第2版』(法律文化社、2011年)をご参照下さい。目下、その答えの手掛かりを、一人一人の体験とそれを言葉で表現する可能性に求めようとしています。最近の論文として、「仮説推論についての一考察--アルトウール・カウフマンの議論を手がかりに--」(青井秀夫・陶久利彦共編著『ドイツ法理論との対話』、東北大学出版会、2008年)、「類推思考と類推適用--民法94条2項の類推適用を素材にして--」(伊藤滋夫編著『要件事実論と基礎法学』、日本評論社、2010年)があります。ただ、方向を定めても、先はなかなか見えてきません。皆さんに語りかけることで、今後も考えを深めていきたいと思っています。