多彩なイギリス小説を掘り下げる イギリス小説をアカデミックに掘り下げる授業が特徴的。世界的に有名な作家以外にもイギリス独特の習慣・階級制度などが反映されている歴史小説や推理小説、さらに怪奇小説や児童文など多彩なジャンルの作品を読み解きます。英語表現の機微やおもしろさに触れ、また小説に描かれる情景や会話から、リアルなイギリス社会の姿や風習、文化を知ることも学問の喜び。目の前に新たな知の扉が開かれます。卒業生である芥川賞作家・佐藤厚志氏は、恩師・植松靖夫教授の授業やテキスト選びに多大な影響を受けたことを後に明かしています。 英語を学び、英語で学ぶ実践的なコミュニケーション キリスト教伝道の牧師を養成する神学校として創立された東北学院。創立当時、アメリカ人宣教師による講義を受けるには、英語の4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」が必須でした。この4技能を習得するための教育課程が英文学科へと発展し、現在でも「英語を」学ぶだけでなく「英語で」学ぶことが根本になっています。短期留学をはじめとした留学制度のほか、学内にいながら留学生と交流できる国際交流イベントも多数開催され、さまざまな場でより実践的な英語コミュニケーション力を試すことができます。 英語力アップで自信、積極的な性格にボランティア活動で充実した大学生活 3年 川井 彩加さん(宮城県/尚絅学院高等学校出身) 英語を専門的に学びたいという願いと、中学校教諭になる夢をどちらも叶えられるのが本学の英文学科でした。専攻は英語学。文法のなりたちや発音時の口腔の仕組み、言語と社会・文化の関わりなど、興味深い授業が多くあります。発音を基礎から学ぶと上達して自信もつき、人見知りを返上して大学主催の国際交流ボランティアに参加できました。留学生の生活サポートや交流会を通してさまざまな出会いがあり、多様な文化や価値観に触れて貴重な体験ができました。 大学生活の思い出はオリエンテーションリーダーとして新入生をサポートしたこと。人前で話す練習を徹底的にするなど、授業だけでは得られない学びや自分自身の成長につながりました。学部を越えた友だちも増え、その後の大学生活が楽しくなりました。