理念・目標
理念・目的
グローバルな視野を持って、よりよき地域をつくる人材を育てる。
教育目標
- 地域という現場で学び考える。
- 広い視野から地域を見る姿勢を身につける。
- 地域の問題を深く分析する力を獲得する。
- 地域の問題は様々な要因が複雑に関連していることを理解する。
地域構想学科の目指すもの
世界を席巻するグローバリゼーションのうねり、中央と地方の格差の拡大、地球規模で噴出する環境問題、深刻化する高齢化問題…。みなさんも新聞やテレビのニュースでそうした言葉を耳にしたことがあるかと思います。これらの問題は、互いに無関係ではありません。20世紀を推し進めてきたシステムの抱える問題が、さまざまな形で現れ出ているのです。では、こうした困難を少しでも乗り越え、21世紀において私たちが安心して豊かな生活をおくるためには何が必要でしょうか。
これからは、中央で地方の姿をデザインし、全体をコントロールするという発想だけではとうてい立ちゆきません。いま大切なのは、地域という「現場」からの発想です。一人ひとりが当事者としてよりよい地域、よりよい生活をめざして活動することなのです。
以上のように考える地域構想学科は、「グローバルな視野を持って、よりよき地域をつくる人材を育てる」ことを教育目標として掲げます。
地域構想学科の3つの領域:ENVIRONMENT/HEALTH/COMMUNITY
では、よりよい地域、よりよい生活に必要な事柄は何でしょうか。地域構想学科ではそれを、「人と自然」領域、「健康と福祉」領域、「社会と産業」領域という3つの領域から提供します。
よい生活には良好な自然環境が不可欠です。「人と自然」領域では、自然環境を構成する大気・水・土地・生物と人間のかかわり方に焦点をあて、自然とのつきあい方を学びます。
しかし、いくら自然環境がよくともそこで生活する一人ひとりが健康でなければなりません。「健康と福祉」領域では、心身ともに健康な生活を生涯にわたって維持するために必要な事柄を、地域スポーツと地域福祉の分野から学びます。
むろん地域で生活するためには生計を維持しなければなりません。商業や工業、農業等の地域経済の問題は重要です。また、信頼しあえる人間関係や新旧の魅力的な地域文化は、安心して豊かな地域生活を送るための大事な条件です。「社会と産業」領域ではこうした事柄を学びます。
以上の3つの領域から成り立つ地域構想学科は、よりよき地域の実現をめざしてみずから活動する人材を育てています。
本学科の求める学生像
- 十分な基礎学力を有している。
- 地域で生じている多様な現象・問題に関心をもち、それを深く探求・解決しようとする強い意志を有している。
- 学校内外の活動に積極的に取り組んだ経験をもち、その内容を自らの言葉で表現し説明することができる。
- 本学科の教育内容とその特色をよく理解し、将来も地域に積極的にかかわっていこうとする明確な目的と意欲を有している。
学士課程の到達目標
- 地域という現場で学び考える。
- 広い視野から地域を見る姿勢を身につける。
- 地域の問題を深く分析する力を獲得する。
- 地域の問題はさまざまな要因が複雑に関連していることを理解する。