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総合学術誌『被災学』
『被災学』vol.1
- 発行:東北学院大学
- 発売:有限会社荒蝦夷
- 発行日:2024年3月28日
- 本体2,000円(税別) A5判 208頁
- ISBN 978-4-904863-81-7 C0036
- 一般書店、大学生協、オンライン書店(honto)等にて販売
目次
- 〈被災学〉創刊にあたって/坂本泰伸
- インタビュー:〈被災学〉のはじまりに/いとうせいこう・聞き手◎坂本泰伸
第1章 被災から学ぶ
- 〈被災〉の想像力 関東大震災と仙台・宮城/川内淳史
- 災害時の外国人犯罪神話 選民意識とパニック/郭基煥
- 旧制一高生の手記『大震の日』復刊の現場から 100年後の東京に捧ぐ/木戸崇之-
- 被災者とは誰か 〈被災〉の問いの始まりとして/渡邊圭
- 喪失と物語 関東大震災後の泉鏡花小品をめぐって/茂木謙之介
- [日本災害復興学会2023年度静岡大会分科会]北海道胆振東部地震から5年、報道対応と情報発信について考える/定池祐季×小山敏史×福島英博×所澤新一郎×津久井進
第2章 能登半島地震
- 喪失の風景 県都金沢から半島被災地へ/山川徹
- 能登瞬描 自治体災害対応支援の活動覚え書き/高原耕平
- 能登半島地震と秋田豪雨、ふたつの現場から 災害報道記者が見た被災地/柴崎吉敬
第3章 東日本大震災を問う
- コンヴィヴィアリティの喪失と惨めな笑劇 原発事故処理水放出をめぐる社会的プロセス/郭基煥
- 〈伝承なき復興〉から〈教訓を踏まえた復興〉へ 福島で試される人類/前川直哉
- [東京自由大学主催連続講座〈信じること、生きること~人間の弱さを見つめて Ⅱ〉東北の声――予期せぬ死に寄り添う]「最期の声」の現場から 災害関連死とはなにか/山川徹×島薗進
第4章 被災から生まれる視点
- 北海道と東北から考える人と水辺、土地の記憶 『水辺の小さな自然再生 人と自然の環を取り戻す』/中川大介 聞き手◎定池祐季
- 時を隔ててよみがえる震災の〈主観〉 『五感でとらえなおす 阪神・淡路大震災の記憶』/金菱清
第5章 仙台短編文学賞
- 第7回仙台短編文学賞受賞作発表/川元茂
- [選評]東北学院大学賞/大西晴樹◎仙台市長賞/郡和子◎河北新報社賞/安野賢吾
- 受賞の言葉――浅井楓◎湯谷良平◎郭基煥
- 東北学院大学賞「擬態」/浅井楓
- 仙台市長賞「ポリエステル伝導」/湯谷良平
- 河北新報社賞「声の場所」/郭基煥