東北学院大学

文学部 教育学科

学科長あいさつ

教員・人材育成100年の歴史の上に積み上げる伝統

教育学科長
加藤 卓

東北学院大学文学部教育学科ページにご来訪くださり、ありがとうございます。

東北学院大学は、1886年の創立以来、東北地区の私立大学としては、長い歴史と伝統を持つ最大の総合大学です。卒業生は東北地方だけでなく、日本全国のさまざまな分野で活躍しています。

学校教育に関わる人材育成の歴史も長く、1918年には前身の東北学院専門部が師範科を開設し、英語教員の養成を開始しました。2018年には、教員養成100周年を記念して文学部教育学科が設立されました。東北学院大学は、長い歴史の中で培われた教育の伝統を受け継ぎながら、現代社会のニーズに応える人材育成に力を入れています。

東北学院大学文学部教育学科への入学を目指すみなさん。教育学科ページ内に記載されている、次のページをよく読んで理解されてください。

2025年3月末、本学教育学科は4期生を卒業生として公教育現場や各界の企業に送り出しました。卒業後、4月から教員として教室に立ち自信をもって指導ができるまで学生を育成しており、また、多方面から人材育成の面について高い評価を頂いております。4年次に取組む教育実習においても、「一人で指導案をきちんと書き、子どもたちの学びを引き出す授業実践ができる。」と、多くの教育実習校から高い評価を頂いて参りました。

これらの成果は、一学年の定員を約50~70名の少人数とし、指導の機会の多さと細やかさを通して実現できたことです。また、少人数であるため学生同士の交流が良好で、共に教員採用試験を目指して切磋琢磨する雰囲気が醸成されています。真摯に教員を志望する学生が多く、その証左として教員採用試験を受験する割合は、約7割以上と非常に高くなっています。

教育の良質な教育を享受できる学修環境を選択することは、4年間の大学生活の充実とその後の就職の成否に大きく影響します。優れた学習環境を保証する本学の教育学科は、教員養成の面だけでなく、広く社会で活躍できる人材育成を具現化しているブランドであるといえます。

教育学科の卒業生のみなさん。広域の教育現場やさまざまな分野で、活躍されている噂を多く聞いています。多忙な教育現場や実社会での生活を続けていると、たまには息抜きも必要になります。ぜひ、10月に開催される本学の「ホームカミングデー」にご来訪ください。アポイントメントを取れば、所属していたゼミナールの先生方とお話したり、教育研究や授業研究に関して相談したりすることができるでしょう。教育学科では、卒業した皆さんのバックアップにも積極的に取り組んでいます。

教育学科の在学生のみなさん。2025年4月、8期生の新入生を迎えることができました。これまでの卒業生や先輩方が築き上げてきた、学生同士の良好な人間関係、学修に真剣に取り組む真摯さ、進路の達成に向けて切磋琢磨する雰囲気を大切にし、よい伝統として引き継ぎ高めていってください。希望する進路という皆さんの夢を実現するための教育学科です。これまでの進学先が、もしご自身の希望する本来のものでなかったとしても、本学科への入学されたのですから、先輩方と同様に努力を続ければ、本学科卒業時には高い満足度をもち、希望する進路を達成することができるでしょう。

かつて本学を卒業して教職の道に進まれた多くの先輩教員は、宮城県だけでなく広くの公教育の現場で活躍し、管理職となって活躍しておられます。そのため、東北学院大学の卒業生のネットワークは、実に堅固です。今後も、本学・本学科卒業生の活躍と躍進が期待されるところです。

また、高い教育研究力を誇る本学教育学科の指導教員の先進的研究能力・実践的な指導力は、強力かつ揺るぎないものです。良質で優れた高等教育を選択した本学科卒業生の教育実践や教育研究は、今後、ますます顕在化することが期待されます。

東北学院大学は、東北地区における最古・最大の6学部・16学科を擁する総合大学であり、本学文学部教育学科の社会的使命も、とても大きく重要なものです。教育学科開設の理念である「人がよりよく生きるための学びと人間的成長を支援することができる、豊かな知識・技能・姿勢を備えた人物を養成する」を拡充し、さらに、本学の教育理念を示す”LIFE, LIGHT AND LOVE FOR THE WORLD”「命(生命の尊さ)と光(知識・希望)と愛(隣人愛)を世界のため」を胸に、教育を通じて社会に貢献して参ります。

今後とも、皆さまのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。