理念・目標 理念・目的 人がよりよく生きるための学びと人間的成長を支援することができる、豊かな知識・技能・姿勢を備えた人物を養成する。 教育目標 総合的な人格形成教育に基づく人間性の涵養 教育学研究を通した人間理解の深化 異文化間交流を進めるための知識・技能・姿勢の育成 高度情報化社会に対応するための知識・技能・姿勢の育成 学校教育及び生涯学習の面から地域社会に貢献するための知識・技能・姿勢の育成 本学科の求める学生像 十分な基礎学力を有し、知的好奇心が旺盛である。 論理的な思考力を有し、自分の言葉で自分の考えを明確に説明することができる。 人の学びと教育に関して、強い関心を持っている。 本学科のカリキュラムを十分に理解し、4年間の勉学に関するプランをもっている。 学士課程の到達目標(「学位授与の方針」より) 教育学に関して次の学修成果を示すことができる。 教育学における基本的知識や固有の思考方法について、その概要を説明することができる。 人がよりよく生きるための学びと人間的成長を支援することができる。 多面的な実践的指導力を身に付け、多様な児童生徒の一人ひとりに寄り添うことができる。 幅広い異文化理解・国際理解に基づいて、小学校での英語教育に力を発揮することができる。 複数の学校種において、多様な発達段階の児童生徒の学びと成長を支援することができる。 教員養成の理念 本学は建学以来、キリスト教の教えを基盤としながら、地域社会および人類のよりよいあり方に貢献することのできる人間の育成に努めてきました。大学としてのこうした教育理念は、本学全体での教員養成教育上の理念の基盤となっています。また、2018年に新設された教育学科においても、本学の教育理念を踏まえつつ、「人がよりよく生きるための学びと人間的成長を支援することができる豊かな知識・技能・姿勢を備えた人物を養成する」ことを学科の教育理念として掲げています。 そこで、教育学科における教員養成上の理念も、これらの理念を根本から踏まえたものとなっています。すなわち、教育学科は、本学のキリスト教主義に基づく人格形成の精神を土台として、総合大学の利点を活かした幅広い教養を身に付けながら、児童期から青年期にかけての教育と発達・学習に関わる専門的かつ実践的な研究を通して、社会に期待される教育の使命を真摯に果たすことのできる教員の養成を目指します。 また、教育学科では、以上の教員養成上の理念の実現を期して、各学校種(免許種)に共通する養成したい教員像を次のとおり設定しています。 多面的な実践的指導力を身に付け、多様な児童生徒の一人ひとりに寄り添うことのできる教員 現代日本において、児童生徒が育つ家庭や地域社会のあり方はいっそう多様化し、その結果学校教育に期待される役割も複雑化・高度化の度合いを増してきています。その上、本学が設置されている宮城県および隣県における学校教育には、2011年に発生した東日本大震災による影響がまだ色濃く残っています。そこで、教育学科では、現代日本および東北地方各地のこうした状況に鑑み、多様な背景を持ち個性ある児童生徒の一人ひとりに寄り添い、学習指導領域のみならず生徒指導領域でも多面的で柔軟な実践的指導力を発揮できる教員を養成します。 幅広い異文化理解・国際理解に基づいて、小学校・中学校・高等学校での英語教育に力を発揮することのできる教員 小学校教育においては現在、英語を高学年において教科化するとともに、中学年で英語活動を導入する等、英語教育の充実・強化が進んでいます。英語教育におけるこの大きな変革を担うもっとも重要な要因が、児童生徒の英語教育に関して専門的な知識・技能を持つ教員の存在と機能であることは言うまでもありません。かねて中・高等学校の英語科教員を地域社会に多数輩出してきた本学としては、教育学科における教員養成を通じて、英語教育に関する専門的な知識・技能並びに異文化理解と国際理解に関する幅広い教養を土台に、小・中・高一貫した英語到達目標の達成に貢献することのできる教員を養成します。 複数の学校種において、多様な発達段階の児童生徒の学びと成長を支援することのできる教員 本学が設置されている宮城県を含む東北地方では、目下少子化および人口減少が急速に進行しており、その傾向には歯止めがかかりそうもありません。こうした社会情勢を受けて、東北地方では今後、学校の統廃合のみならず、小中一貫校および中高一貫校の新設、あるいは地域の小・中学校の運営の一体化が一層進むものと考えられます。これまで地域に有為な学校教員を多数送り出してきた本学としては、教育学科における教員養成教育を通じて、大きくまた急速に変貌する地域社会の期待に応えるべく、「地の塩、世の光」として活躍できる教員を養成します。