教員プロフィール
七海 雅人 教授(日本中世史)
研究テーマ
日本中世史専攻。中世の社会に生きた様々な人々の活動、結びつきのあり方に関心をもち、武士団や政治制度史、東北地方の社会史を主要な研究課題としている。
研究トピック
中世東北地方の史料を集める

『伊達氏重臣遠藤家文書・中島家文書─戦国編─』
歴史学は、古文書・古記録などの史料(文献・文字資料)を集め、読み、分析することにより、過去の社会を復元し、意義づけていく学問です。私は現在、その基礎となる史料集の作成を課題の一つとしています。大きな目標は、東北地方に関する鎌倉時代から室町時代にかけての古文書の集成です。そのうち、南北朝時代については、『南北朝遺文 東北編』全2巻(東京堂出版)を完成させました。また戦国時代についても、伊達氏に関する古文書の研究を進めています。その共同研究の成果は、『伊達氏重臣遠藤家文書・中島家文書─戦国編─』(白石市文化財調査報告書第40集)として刊行しました。
七海ゼミの卒論例
- 「鎌倉幕府将軍家の女房─役割の変遷─」
- 「戦国大名武田氏と領国下の人々―軍役衆動員の考察を中心に―」
最近の著作

- 『鎌倉幕府御家人制の展開』吉川弘文館 2001年
- 「鎌倉・南北朝時代の松島」『東北中世史の研究 下巻』高志書院 2005年
- 「平泉藤原氏・鎌倉幕府と陸奥国」『中世都市研究16 都市のかたち』山川出版社 2011年