教員プロフィール 佐川 正敏 教授(先史考古学・アジア考古学) 研究テーマ 主要なテーマは、東アジアの先史文化の研究、東アジアの古代都市と仏教寺院の建設計画と思想など。 研究トピック 東北地方から日本列島、東・北アジア、アジア、世界へとつながっていくグローバルな視点を 賀篭沢遺跡の発掘風景 東アジアの先史時代(縄文時代を含む)の考古学、最近は東アジアにおける人類の起源と道具の進化問題、さらには土器と農耕の起源と広がりの問題に関心があり、毎年中国へ調査に行っています。かつて奈良国立文化財研究所で働いていたときに、平城京や藤原京、飛鳥で発掘調査に従事し、そこからさらに中国、韓国の宮殿と寺院の調査成果と比較して、東アジアの都城史も研究しています。とくに、飛鳥時代に百済から日本へ伝わった瓦の文様とその作り方が、もともと中国や朝鮮半島でどのように誕生して広まったのか、その後現代まで東アジア各国でどのように変化していったのか、に関心があります。 佐川ゼミの卒論例 「シッブル館から考えるスレート瓦の歴史と意義」 最近の著作 「周口店遺跡と北京原人」『しにか』11-12 大修館書店 2000年 「日本の旧石器文化-東・北アジアから考える-」『倭国誕生(日本の時代史1)』吉川弘文館 2002年 「中国都城の発展史と古代日本への影響」『東アジアと日本の考古学』5 同成社 2003年