学科の特色 地域のデータを収集し分析・考察する専門スキルを学ぶ 「地理情報システム(GIS)」とは、地域に関するさまざまな情報を地図上にマッピングして分析できるソフトウェアであり、多くの分野で活用が進んでいます。地域コミュニティ学科の専門科目「GIS実習」では、GISを用いた実習を通じて、地域を分析するために必要な技術を習得できます。この授業では、実務経験を持つ教員による実践的な講義と実習を通じて、地域を深く理解し、その知識を応用する力を身につけることができます。さらに、所定の科目を履修し、必要な単位を取得することで、GIS学術士などの資格を取得できるようになる予定です。 世界の多様性を実感し身近な地域を見つめ直す 「海外地域実習」やゼミの活動を通じて、国外のフィールドワークに参加することができます。実習先では、現地の大学生と交流したり、企業を訪問したり、日本と全く異なる生活文化や自然環境を調査します。こうした体験は、大学における授業としての学びに留まらず、人生における貴重な経験の一つとなるでしょう。帰着後に気付きや疑問を探究することでその地域への理解がさらに深まります。異なる地域の在り方に触れることは、身近な地域を新たな視点で見つめ直すことにつながります。 歩いて、見て、聞いて、考える―地域に学ぶ、2年次の実習― 2年次の「地域コミュニティ学発展実習」は、1年次の体験的な実習とは大きく異なります。地域そのものが「学びの場」であり、フィールドに足を運んで地域の構造や伝統・文化について、直接的な学びを得ます。事前に先行研究を検討し、既存データを把握した上で、現場では自然観察や、行政機関や地元住民、関係グループなどに聞き取りをしながらデータを収集し、大学に持ち帰って分析。少人数のグループワークで話し合い、考察を深め、プレゼンテーションや報告書にまとめます。このように受講生自身の手で地域調査を企画・実施します。地域「に」学び、そこから得られる知識や経験を重視しています。 現在進行形の地域課題に向きあうまさに求めていた学びがここに! 2年 松浦 乃々春さん(宮城県/多賀城高等学校出身) 地域で昔ながらの密接な関係性が失われていくことが残念で、「何か自分にできることはないか」と考えていたところに新設された本学科。まさに求めていた学びがありました。座学ではボランティアやNPO、市民活動に関する講義が興味深いです。フィールドワークでは石巻の商店街について自分たちでテーマを決めて、自分たちの力で実際にお店の人に話を伺ったり、郷土料理を食べて食材を確かめたりもしました。 学内のボランティアサークルや、仙台・青葉まつりを盛り上げる学生団体にも所属しています。市民プール監視員のアルバイトは、公共施設に何が求められているかを知りたくて始めました。また、今年は大学からの推薦で多賀城市総合計画の審議会メンバーに参加しています。本学科に入っていなければ巡り合えなかった貴重な機会なので、全力で取り組みたいです。 続きはTGU 15 Storyへ 地域総合学部 地域総合学部 学部案内 地域コミュニティ学科 政策デザイン学科 関連ページ 就職データ 入学者選抜 本学で取得可能な資格