東北学院大学

地域総合学部地域コミュニティ学科

本学科の教育

専門教育の特徴

最初に3つの領域「社会産業領域」「健康福祉領域」「人と自然領域」の全体を概観し、その後、学生各自が最も関心を持った分野の学びを深めていきます。

1年次には、基礎論や基礎実習による体験的なフィールドワークを通して、4年間の学びに必要な基本的な知識とスキルを身につけます。2年次には専門的な知識を身につける講義を履修するとともに、実習科目を通して、より本格的な地域調査の技法を学びます。3年次には専門性の高い講義科目で興味のある分野についての知識を深め、「地域コミュニティ学習Ⅰ・Ⅱ」において地域の課題を分析するための実践的な能力を養います。そして、4年次には、4年間の学びの集大成として自ら地域に関する課題を設定し、必修科目である「総合研究Ⅰ・Ⅱ」に取り組みます。海外に関心のある人は「海外地域実習」、GIS(地理情報システム)のスキルを高めたい人は「GIS実習」というように、それぞれの興味関心に応じて学びを深めることも可能です。

研究領域の紹介

本学科では多様な要素から成り立つ地域を深く理解すること、そして、フィールドワークを通じて現場に学び、地域住民の視点から地域の現状と課題を把握できるようになることを大切にしています。このために、多様な要素から成り立つ地域コミュニティを[社会と産業][健康と福祉][人と自然]という3つの視点から理解して行きます。

社会と産業

沿岸のまちや農村のなりたち、商店街や地域産業の活性化、人々の社会生活の課題に目を向け、地域の特性とそこで暮らす人々の関係について学びます。

健康と福祉

住民の健康づくり、子どもから高齢者まで生涯をつうじた学びのあり方、地域福祉の課題、すべての人にやさしい街づくりなど、地域を支える健康や福祉のあり方を学びます。

人と自然

地域や地球の自然環境のなりたち、保全・保護、自然災害への備え、そして持続可能な社会の実現に向けた市民性の育成など、自然と人との関わりを学びます。

「よりよい地域」の探究