震災から1年8ヶ月を迎えた11月11日(日)、共生社会経済学科・齊藤康則ゼミの学生2名が、三重県にある鈴鹿医療科学大学で開かれた「復興支援シンポジウム 東日本大震災を語る」第2部、パネルディスカッション「今、求められている支援」に登壇しました。
鈴鹿医療科学大学は、震災初期に仙台市若林区に支援を申し出、それが「六郷・七郷コミネット」の組織化につながりました。また、本年5月に開かれた「復興支援 ライオンズスポーツフェスティバル」の際には、同大学の学生7名がボランティアとして駆けつけ、本学の学生と交流した経緯もあります。
ゼミ生の1人、半澤航太さんは「支援活動を通したつながりの形成」というタイトルで報告し、震災からの時間の経過とともに、被災地域でも当事者意識が薄れていく中で、「震災に向き合っている人がいることを忘れない」といった、「目には見えない支援」を継続することの重要性を指摘しました。
また、渡部彩友里さんは「震災が学生生活にもたらした変化」と題して、震災ボランティア、さらにはカンボジアへのスタディ・ツアーの経験も踏まえながら、ボランティアを通して多様な関係を作り上げることの大切さ、国内にも海外にも、固有の苦しみを抱えた方々が存在することについて報告しました。
他の大学での、それも一般の方々も多く参加されたシンポジウムに登壇したことは、2名の学生にとって、とても貴重な経験となりました。このような場を作っていただいた鈴鹿医療科学大学の皆さま、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。