東北学院大学

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経済学部 共生社会経済学科

第13回「イラクから見る日本 ― 暴力の連鎖の中で考える平和憲法」

2016年7月2日開催

高遠 菜穂子 氏

講師 高遠 菜穂子 氏(イラク支援ボランティア)

2004年、イラクで武装勢力の人質となり、解放後に日本国内で「自己責任」バッシングを受けるが、その後も精力的にイラクで人道・医療支援のボランティア活動を続けるとともに、現地の情報を知ることの重要性を日本で訴えている。

学生の感想

講演の様子

茶話会の様子

  • 今、世界は第三次世界大戦と言われるほど各国で紛争やテロが起こっているのに、日本のメディアはその経過を報道しないと高遠さんは何度も仰っていました。日本政府がイラクに作った母子病院がイラク政府によって破壊されても、日本のメディアは報道しませんでした。24時間ニュース番組のない「情報鎖国」日本において、情報を得ることの大切さを聞いて、いかに自分が無知であったかを思い知りました。
  • 高遠さんは、情報を得ることによって初めて民主国となることができると仰っていました。私も実際にテロで殺された死体の写真や映像を見て衝撃を受けました。日本でこの写真を見た人は少ないと思います。少しでも世界の情報を知る必要があります。早めの情報を得て対策をたてることが今の日本に必要なことだと思います。
  • イラク全土で毎月多くの死者が出ていることを知りました。紛争やテロと戦いながら過ごす毎日は、想像するだけで寒気がします。高遠さんも自分の知人を亡くしたと仰っていました。自分の知り合い、家族、友人がいつどこで死ぬかわからない日常を過ごすイラクの人々のために、一刻も早く紛争を止めることができないかと思いました。
  • 動画で見た悲惨なシーンはとても強く印象に残りました。このような過激な映像は、日本で報道されることはありません。視聴率が下がるというのは私たちの慣習によるもので、一人一人が自覚的に情報を取り入れるようになっていくしかないのだと思います。さっそく国際ニュースのアプリ等を取り入れ、日本とは別の視点から情報を集めようと思います。
  • 高遠さんの話を聞いて、日本にいる自分とは戦争というものの感じ方が全く違うことに気づきました。自分にとって、戦争・紛争・テロなどに対する恐怖は漠然としたものですが、現地で目の前で人が死んでしまう恐怖は全く違うと思います。そう思うと、今自分がこうしている間にもイラクで起こっている戦争を、まったく現実味がないままに自分が受け入れていることに恐ろしさを感じました。
  • 講演を聞いて、今のイラクが独裁政権のときよりも悪い状況にあり、イラク戦争がまだ終わったとは言えないことを初めて知った。また「自衛隊」という表現が通じないということも知った。そのようなことを日本の人たちは知らない。視聴率主義の日本のテレビ業界にはがっかりする。