工学部長博士(工学)嶋 敏之 未来の社会は、どのような技術によって支えられていくのでしょうか。 人工知能(AI)、ロボティクス、IoT、データ科学などの急速な発展により、エネルギー、モビリティ、情報通信、医療といった多くの分野で社会は大きく変わりつつあります。いま私たちは「第四次産業革命」と呼ばれる時代の中にあり、工学は社会の課題を解決し、新しい価値を生み出す中心的な学問となっています。 東北学院大学工学部では、基礎科学に裏付けられた専門知識と、実践的なものづくりの力を重視した教育を行っています。学生が自ら課題を見つけ、技術によって解決策を考え、実際に形にしていく力を身につけることを目標としています。講義だけでなく実験や研究活動を通して、知識と実践を結びつけた学びを提供しています。 また、技術は社会の中で人々の生活に役立ってこそ価値を持ちます。本学が大切にしてきたキリスト教精神と教養教育は、技術を人と社会のために活かす視点を育みます。専門性だけでなく倫理観と社会的責任を備えた技術者を育てることも、本学工学部の特徴です。 工学部は五橋キャンパスへ移転し、東北学院大学の教育研究拠点が仙台駅から徒歩圏内に集約されました。都市型キャンパスとして新しい教育研究環境が整い、学生同士の交流や地域社会との連携もより活発になっています。 東北学院の創設者である初代院長・押川方義は、「東北を日本のスコットランドたらしめん」という理念を掲げました。産業革命を支えたスコットランドのように、地域から社会を変革する人材を育てるという志は、現在の工学教育にも受け継がれています。 未来の社会を創るのは、これから学ぶ皆さんです。 東北学院大学工学部で、技術を通して社会に貢献する力を身につけ、共に新しい未来を切り拓いていきましょう。