地域プロジェクト実習(3年次以降) 地域プロジェクト実習 現実の「問題」に取り組む 政策デザイン学科では「問題解決力」を身に付けることを重視しています。社会には多種多様な問題が存在しますが、その中でも地域に関わる問題は、その複雑さに加え、解決に必要となる能力や資源が不足しがちで最難題と言われます。 そうした問題に対して実践的な解決力を養うために1年次からさまざまな理論や現状を学び、その蓄積の上でこの実習を行います。地域プロジェクト実習では、実際に地域の企業や自治体、社会が抱えている問題(学生用に用意されたものではありません)を取り上げ、自ら解決に取り組んでもらいます。1年という長い時間をかけ、基礎的な学習から調査、検討を行い、解決に向けて進めていきます。 ここで重要になるのは、学内で分析・検討する以外にも、企業や自治体の方と連携しながら解決をめざしていきます。答えが見えていない課題に取り組むことは極めて難しく、そのプロジェクトは年度を越えて後輩たちに受け継がれます。難題ですが、課題解決のリアルを経験し、本物の解決力を身に付けるには不可欠なプログラムです。このプログラムを提供できるのは、東北学院大学が地域社会の人々から信頼され、期待されているからです。その恵まれた環境を活かして、責任を持って行動できる力を磨き上げていってください。 1年次から参加可能なプログラム 「地域プロジェクト実習」を履修できるのは3年次ですが、その前段階として1年次から参加可能なプログラムも実施しています。地域の企業や自治体と連携する形で、学生と協働できるものを紹介していきます。希望者は是非チャレンジしてみてください。 以下では、2023年度の1年生が参加した「街中キャンプ」の例を紹介します。 ※「街中キャンプ」は2023年度だけのプログラムです。1年生に参加していただくプログラムは毎年変わります。 街中キャンプ(2023年度) 2023年度は、本学科1年生が「第40回全国都市緑化仙台フェア 未来の杜せんだい2023」の会場で開催されたプロジェクトに参加しました。これは東北学院大学学生連携事業として、高砂中央公園会場で開催された「街中キャンプ」プロジェクトで、これはまちの人の声を聞き、その中にある見過ごされがちな小さな声に注目し、その背景にある社会問題の種に迫り、その解決策を検討、提案していこうというプロジェクトです。今回は「子育て・教育・女性の社会参加」をテーマに声を集めました。 学生の感想 私がプロジェクトに参加した理由は、杜の都仙台の魅力を向上させるために、自分にできることから始めようと考えたからです。5月中旬に行われた街中キャンプでは、市民の皆様の子育てに関するリアルな声を聞くことができました。学生だけでは気が付かないような沢山の意見に触れることができ、仙台で子育てする上での様々な課題を発見しました。今後は、頂いた意見を参考に調査を進め、市民主導のまちづくりの実現に向けて活動していきます。(宮城県立富谷高等学校出身 関根千咲) 地域をよりよいものにするためにボランティア活動に積極的に参加したいと考えていたので、今回街中キャンプに参加しました。街中キャンプでは子育てに焦点をあて、実際に育児をしている親御さんに子育てで大変だったことを聞きましたが、想像以上に子育てが大変だということを改めて感じました。今後は子育てを支援するために自分には何ができるか考えていきたいと考えています。(宮城県立泉館山高等学校出身 後藤麻緒) 私は、地域の人と直接関わることで地域の人の声を聞き、地域の現状について知りたいと思い、プロジェクトに参加しました。活動を通し、インタビューをすることの難しさ、コミュニケーション能力といった自分自身の課題を発見することができました。普段、地域の人と関わる機会が少ないため、今回の活動はとても貴重な体験になりました。今後も積極的にボランティア活動に参加していきたいです。(岩手県立盛岡北高等学校出身 髙木茜璃) 今回街中キャンプに参加して、改めて子育てがどれだけ大変なものかを知りました。特に、手助けがほしいという悩みが多くあり、子育て支援を活発化していくことが必要だと感じました。どのような課題があるのかを具体的に知ることができ、そのために自分は今何をすべきなのか考えさせられるとてもいい機会になりました。とても貴重な経験となりました。(秋田県立角館高等学校出身 明平美咲) 実習報告会 準備中です。 地域総合学部 地域総合学部 学部案内 地域コミュニティ学科 政策デザイン学科 関連ページ 就職データ 入学者選抜 本学で取得可能な資格