東北学院大学

地域総合学部政策デザイン学科

学科の特色

〈政策提案力〉と〈協働する力〉を育む

政治学・経済学・社会学を学問的基礎としつつ、地域の課題を解決し、より良い社会をつくるための〈政策提案力〉と〈協働する力〉を育む学びを提供します。人口減少・少子高齢化が進む現代、より良い地域社会をつくるための「政策」は、国や地方自治体に任せておけばよいというものではありません。行政だけでなく、企業・NPO法人などの事業体や、地域で暮らす人びとの参画と連携が不可欠です。本学科の学びは、こうした考え方のもと、「公共行政」「経済産業」「市民社会」の3領域からなる領域専門科目を中心に構成されています。

実習による〈問題解決能力〉の育成

本学科では「問題解決・発見能力」を身につけることを重視しています。社会には多種多様な問題が存在しますが、その中でも地域に関わる問題は、その複雑さに加え、解決に必要となる能力や資源が不足しがちで最難題と言われています。そうした問題に対する実践的な発見・解決力を養うために1年次からさまざまな理論や現状を学び、その蓄積の上で地域プロジェクト実習もしくは政策デザイン実習を行います。これら実習では実際に地域の企業や自治体、社会が抱えている問題を自ら発見し、解決策を考える力を養います。

[河北新報社との共同事業]

横断的な学びで「地域」に切り込む
将来は地元活性化に貢献を

1年 菊地 玲名さん
(宮城県/仙台三桜高等学校出身)

将来は地元の名取市で公務員になり、まちづくりや地域活性化の役に立ちたくて、本学科を選びました。経済学、社会学、福祉などさまざまな学問を「地域」という一つの切り口から学ぶことができ、期待以上に充実した日々です。多角的な視点から地域を見ていくと、まだまだ自分が知らないことばかりだと実感します。2年次以降は探究やフィールドワークが増えるので楽しみです。

好きな授業は「財政入門」。地方の財政に特化し、地方自治と財政の関わりに深く踏み込んだ学びは、本学科ならではだと思います。福祉に関する授業も充実しているので、社会課題に対する意識が高まり、実際にボランティア活動に参加するようになりました。講義を受けるだけでなく自分の目で世の中を見て、地域に関わりながら探究を深めていきたいです。