学科の特色 〈政策提案力〉と〈協働する力〉を育む 政治学・経済学・社会学を学問的基礎としつつ、地域の課題を解決し、より良い社会をつくるための〈政策提案力〉と〈協働する力〉を育む学びを提供します。人口減少・少子高齢化が進む現代、より良い地域社会をつくるための「政策」は、国や地方自治体に任せておけばよいというものではありません。行政だけでなく、企業・NPO法人などの事業体や、地域で暮らす人びとの参画と連携が不可欠です。本学科の学びは、こうした考え方のもと、「公共行政」「経済産業」「市民社会」の3領域からなる領域専門科目を中心に構成されています。 実習による〈問題解決能力〉の育成 本学科では「問題解決・発見能力」を身につけることを重視しています。社会には多種多様な問題が存在しますが、その中でも地域に関わる問題は、その複雑さに加え、解決に必要となる能力や資源が不足しがちで最難題と言われています。そうした問題に対する実践的な発見・解決力を養うために1年次からさまざまな理論や現状を学び、その蓄積の上で地域プロジェクト実習もしくは政策デザイン実習を行います。これら実習では実際に地域の企業や自治体、社会が抱えている問題を自ら発見し、解決策を考える力を養います。 [河北新報社との共同事業] 各現場の最前線で活躍する方々の話を聴く・質問する・考える 本学科では、多彩な学びの一環として「学生のための講演会」を年に2回開催。さまざまな現場で試行錯誤を重ねながら活躍している方が講師で、その話を通じて自分にできることや将来について考えます。 2024年前期はNPO法人アスヘノキボウの丹野真人さんが「女川町が挑む公民連携のまちづくり」というテーマで講演。コンパクトシティを指向した、公民連携による未来を見据えたまちづくりの経緯と現状、そこで第三のハブとして機能するアスヘノキボウの活動について話を伺いました。 ※講演会の様子は多彩に学ぶページにも掲載しています。 政策デザイン実習「子育ての社会的支援を学ぶ」 育児負担の女性への偏りが大きな問題となっている現在、子育ての社会的支援は親支援としての重要性も持つようになっています。この実習では児童館で実際に働くことで、親とも教師とも異なる立場から子どもと接するスタッフの「実践知」を学びます。少子化や働き方改革といった社会課題について教室で学んだ知識と、子育て支援の現場で学んだ経験とを重ね合わせて、課題の解決とは何を意味するのかについての考察を深めます。 地域課題を解決し、まちを元気に!将来の選択肢を広げてくれる学び 2年 髙木 茜璃さん(岩手県/盛岡北高等学校出身) 高校の探究学習で空き家問題について調べたことをきっかけに、地域活性化や政策に関心を持ち本学科を志望しました。1年次の「基礎演習」は、調べたことを分かりやすくまとめ発表する基礎を、実践しながら身につけることができました。これからの大学生活や社会人になってからも役立つスキルだと思います。2年次では専門科目が増え、社会課題や政策について具体的に学んでいます。私たちは学科一期生ですが、先生方の「良い学科をつくろう」という熱量を強く感じます。 入学当初は、「地域を元気にできる仕事は公務員しかない」と思い込んでいましたが、授業を受ける中でがらりと転換。民間企業もNPO団体も力強く地域に貢献していると知り、将来の選択肢が大きく広がりました。自宅は岩手県盛岡市で、新幹線通学。キャンパスが仙台駅近くに集約されているからこそ、この選択を実現できました。 続きはTGU 15 Storyへ 地域総合学部 地域総合学部 学部案内 地域コミュニティ学科 政策デザイン学科 関連ページ 就職データ 入学者選抜 本学で取得可能な資格