教員紹介 宮地 克典 准教授 専門分野 労働政策、労働経済、社会政策(「労働」関連の政策史・学説史研究) 担当科目 労働政策論、労働経済論、グローバル時代の労働問題入門 政策デザイン学科での学び×私の専門分野 私たちの社会に目を向けよう!「労働」と正面から向き合おう! 政策デザイン学科では、地域で生活する人びとが持つ多様な属性に目を向け、私たちの社会が抱えている課題を発見し、その課題の解決に向けた様々な立案を行うことができる人材の養成を目標としています。 私が専門とする「労働」の領域でも様々な課題を抱えています。 低賃金による生活苦 長時間労働の問題 若者のフリーター・失業問題 外国人労働者の受け入れ問題 女性の継続就業や男女の賃金・昇進格差の問題、など 以上はあくまでも一例であり、実際は数え上げるときりがないほどの様々な労働問題が起きています。以上のいくつかは、皆さんの耳に・目にも入ってきているでしょう。 ともかくも、人生の各段階で各属性の労働者が色々な問題に直面しているわけです。さらにいうならば、圧倒的多数の大卒者は日々の生活の糧を得るために労働者にならねばならないのに、多くの大学生は「労働」に関するルール、基礎的な知識を身に着けないまま「労働者」になっていきます。もし「労働」に関する知識が十分でなければ、そもそも「改善すべき課題」であるとさえ理解できないかもしれません。 とはいえ、「労働」に関するその知識こそが皆さんの武器に、防具になり得ます。なぜなら、正しい知識をもとにした職場環境の改善に向けた提案などが「働きがいのある人間らしい仕事」(ディーセントワーク)の実現や、「よりよい社会」の実現につながっていくからです。 自身にあったキャリアのデザインに向けて、ひいては「よりよい社会」をデザインするために、「労働」と正面から向き合ってみませんか。 関連ウェブサイト researchmap