東北学院大学における社会貢献(地域連携)推進に関する目標・計画
東北学院大学(以下、「本学」という)では、創設以来、地域に根差した大学を標榜し、地域と様々な連携を進め、地域とともに成長・発展してまいりました。本学の中長期計画である「TG Grand Vision 150」においても、社会貢献(地域連携)に関する目標及び計画を立て、取組を進めてきました。
このたび、あらためて地域の皆さまに本学の社会貢献(地域連携)の推進に関する目標及び計画を公表することといたしました。本学は、これからも地域に根差した大学として、地域の成長・発展にともに歩んでまいります。
ビジョン
「TG Grand Vision 150」では、「ゆたかに学び 地域へ 世界へ-よく生きる心が育つ東北学院」をメインビジョンとして、東北学院が中長期的に目指す姿を定めています。
「ゆたかに学び 地域へ世界へ」は、東北学院の教育がなによりもまず「学びのゆたかさ」を目指すことを示しております。卒業生は、ゆたかな学びのうえに、「地の塩 世の光」として地域に世界に貢献します。
また、サブビジョンの「よく生きる心が育つ東北学院」は、「ゆたかな学び」の中核は「よく生きる心」を育むことであることを示しております。
基本戦略
これまでのTG
- 地元に強い
- 学生・同窓生が多い
- 伝統がある
- 総合学園・総合大学である
これからのTG
- 地域と連携し地域に貢献する
- 社会のニーズにいち早く対応する
- 教育の質を保証する
- 学生・生徒の満足度を高める
- 学生・生徒の思いに答えた支援をする
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中期計画政策目標
建学の精神に基づく教育により人格が涵養され、地域に貢献する高度な教養と専門的な知識・能力を兼ね備えた人材を輩出する私立総合大学となる。
上記ビジョン、基本戦略及び中期計画政策目標のもと、社会貢献(地域連携)では、以下の政策目標と基本方針を掲げ、計画を立案し、事業を展開します。
政策目標(2021年度~2025年度)
本学では、第Ⅱ期中期計画における領域ごとの基本方針を踏まえ、第Ⅱ期では各領域において政策目標の実現へ向けた施策を実施します。社会貢献に関する施策は以下のとおりです。
- ①地域の課題解決を図る社会貢献型事業を展開することによって、地域の持続的発展に貢献する
- ②生涯の学びの場を提供することによって、地域社会の多様な学修意欲を喚起する
- ③学生が地域社会と積極的に交流する機会を設けることによって、豊かな人格形成と地域社会との信頼関係を構築する
社会貢献に関する基本方針
- ①多様な年齢層への生涯学習の機会を提供する
- ②地域社会、産業、行政との連携により社会的課題に対応する事業を実行する
実行計画(2021年度~2025年度)
上記目標を達成するため、以下の取組を推進します。
地域の持続的発展に貢献するためのボランティアステーションの体制強化
- ①実行計画名
- 災害ボランティアステーションの総合ボランティアステーションへの移行
- ②施策の目的
-
- (目指すべき状態)
総合ボランティアステーションを設置し安定的な活動が実施できる - (目指す理由)
地域の持続的発展に貢献するために、既存の災害ボランティアステーションの機能・役割を整理・統合し、大学のボランティア活動とボランティアニーズのマッチングを図ることが可能な体制とする
- (目指すべき状態)
- ③計画概要
-
- 1年目(2021年度)
- 総合ボランティアステーション設立に向けた体制構築の調整と確認
- 2年目(2022年度)
- 総合ボランティアステーションの設置準備と学外関連組織との連携強化及び試行的なボランティア活動の実施
- 3年目(2023年度)
- 総合ボランティアステーションの設置と安定したボランティア活動の実施に向けた試行
- 4年目(2024年度)
- 総合ボランティアステーションにおける活動の安定的な実施
- 5年目(2025年度)
- 総合ボランティアステーションにおける活動の安定的な実施と総括
地域連携強化及び地域貢献に繋げるためのボランティア教育を活用した教育プログラムの開発及び運用
- ①実行計画名
- 地域の課題解決に向けた教育プログラムの構築
- ②施策の目的
-
- (目指すべき状態)
ボランティア活動がボランティア教育に効果的に融合されている - (目指すべき理由)
地域連携の拡大や地域貢献活動の展開にあたり、地域と学生との接点拡大に向けてボランティア教育とボランティア活動を連携させ、地域のニーズを本学の教育プログラムに活用する
- (目指すべき状態)
- ③計画概要
-
- 1年目(2021年度)
- 地域教育科目群の設計
- 2年目(2022年度)
- ボランティア系教育プログラムの設計
- 3年目(2023年度)
- ボランティア系教育プログラムの運営
- 4年目(2024年度)
- ボランティア系教育プログラムの運営
- 5年目(2025年度)
- ボランティア系教育プログラムの運営
地域連携強化及び地域貢献に繋げるための正課・正課外における地域フィールドワークの実施
- ①実行計画名
- 地域の課題解決に向けた地域ニーズと大学資源とマッチング体制の展開
- ②施策の目的
-
- (目指すべき状態)
地域の課題解決を目的としたフィールドワークのマッチング体制が整備され活用されている - (目指すべき理由)
地域の持続的発展へ貢献するために、地域の諸課題の解決(フィールドワーク)と大学資源(教員と学生)を効果的に結合させる枠組みを構築し、積極的な社会貢献型事業を展開する
- (目指すべき状態)
- ③計画概要
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- 1年目(2021年度)
- マッチング体制整備に向けた準備及び既存フィールドワークの安定的な実施環境の提供
- 2年目(2022年度)
- マッチング体制の試行と既存フィールドワークの発展化
- 3年目(2023年度)
- 未来の扉センター(仮称)におけるマッチング体制の運用と広報活動の展開
- 4年目(2024年度)
- 未来の扉センター(仮称)における地域課題解決活動の定常化に向けた取り組み
- 5年目(2025年度)
- 未来の扉センター(仮称)における地域課題解決活動の定常化
地域社会の幅広い年齢層に向けたリカレント教育の体制構築
- ①実行計画名
- 履修証明プログラムの受講者数増加と継続確保
- ②施策の目的
-
- (目指すべき状態)
コミュニティソーシャルワーカースキルアッププログラム(以下、CSWスキルアッププログラム)について、2025年度以降、毎年度募集定員を満たしている - (目指す理由)
CSWスキルアッププログラムの教育プログラム内容、広報体制の更なる充実により、プログラム内容の充実と潜在的な受講生層の開拓を行い、地域社会の幅広い「学びたい」というニーズに応え得るリカレント教育体制を構築する
- (目指すべき状態)
- ③計画概要
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- 1年目(2021年度)
- 教育プログラム内容、広報体制の改善に向けた調査、検討
- 2年目(2022年度)
- 教育プログラム内容の検証、広報体制の改善による運営の試行
- 3年目(2023年度)
- 2021〜2022年度カリキュラムの検証に基づく新カリキュラムの導入と効果的な広報体制の導入
- 4年目(2024年度)
- 運営体制の確立に向けたプログラムの実施
- 5年目(2025年度)
- 受講生の安定的な確保に向けたプログラムの確立及び記念行事の開催
地域社会との共生をめざした企画・運営の検討・実施
- ①実行計画名
- 地域社会と学生の交流促進
- ②目的
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- (目指すべき状態)
学生と地域社会が信頼関係のもとで積極的に交流できるような体制が整備され活用されている - (目指す理由)
これまで離散的に行われてきた地域連携や課外活動を集約化しながら、学生と近隣地域社会の接点となる機会を拡大させ、学生の視野や視座を広げるとともに地域に開かれた大学としての役割を果たす
- (目指すべき状態)
- ③計画概要
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- 1年目(2021年度)
- 地域連携強化に向けた学内体制の調整と近隣地域を中核とした企画の立案と試行
- 2年目(2022年度)
- 未来の扉センター(仮称)開設に向けた地域との関係性の強化
- 3年目(2023年度)
- 未来の扉センター(仮称)における地域対象の企画・運営
- 4年目(2024年度)
- 未来の扉センター(仮称)における地域対象の企画の発展的な運営
- 5年目(2025年度)
- 未来の扉センター(仮称)における地域対象の企画の安定的な運営と総括