東北学院大学

法学部学部案内

学部長あいさつ

法学部長
宮川 基

1965年に法学部は設置されました。1年後には、法学部は設置60周年を迎えます。歴史と伝統のある学部です。

法学部では、法を学びます。「社会あるところに法あり」といわれるように、法は、人間の社会生活と深く関連しています。法的紛争が生じないようにするために、法は使用され、法的紛争が生じたら、法によって解決されます。新しい問題が生じると、その問題を解決するために、新しい法がつくられます。したがって、法を学ぶことは、人間社会を学ぶことです。

人の活動範囲は広範囲に渡っていることから、それを規制する法は多岐に渡り、複雑です。このような複雑化した法を体系的に学修するのが、法学部です。法学部では1年次前期に、複数の導入科目を設置し、法学の全体像を概観するとともに、法情報の調査方法を学びます。1年次後期には、少人数の基礎演習で、教員から法学研究の手ほどきを受けます。2年次になりますと、専門科目の開講数が多くなり、法学分野の広範さを実感するでしょう。3年次では、将来の就職先や学問分野の関心に応じて、「政策・行政コース」、「企業法務コース」および「法律専門職コース」の中から1つのコースを選択し、専門的な学びを深めていきます。3年次の演習では、関心のある問題について研究を開始し、4年次の演習では、研究成果を卒業研究・論文という形で完成させます。

法学部を卒業するときには、「法的知識と法的思考を生かし、人間の尊厳のために貢献できる人材」になっていることでしょう。

法学部には、専門分野に通じた多くの教員がいます。法学部の教員は、学生一人ひとりに寄り添い、学修の手助けをします。