東北学院大学

文学部 総合人文学科

学科の特色

宗教と歴史の視点から学ぶ音楽

宗教的、歴史的な視点から音楽を見ていきます。音楽がキリスト教文化においてどのような役割を担ってきたかを知り、賛美歌の歌詞を読み解いて、文化や歴史との関わり含めて学びます。礼拝堂でパイプオルガンの荘厳な音色を聴くほか、楽器の仕組みを知り、裏側に回って大きなパイプがどのように音を反響させているか実際に見る機会も。またヨーロッパの古典音楽が日本に取り入れられて定着した例なども紹介し、生活に密着した音楽を広く取り上げます。音楽の新たな側面に触れる機会です。

自己と他己を理解するディスカッション

演習ではグループディスカッションを多く取り入れます。身の回りの出来事や自分の好きなものなど話しやすいテーマを取り上げつつ、多様性の理解や自己の解放、「人間とは何か」といった根源的な本科のテーマへ導きます。ディスカッションを重ねることで、自分の内面を見つめ、自分の言葉で豊かに表現するスキルを身につけます。2年次までは幅広く学んで知識を吸収し、3年次からはそれぞれが選んだ研究テーマに向かって主体的な学びを深めていきます。


「自分は何者か」を掘り下げる
考えを深める過程こそがおもしろい

3年 西野 蒼さん
(宮城県/仙台東高等学校出身)

英語で世界の人と交流したい、そのためには英語圏の多くの人の背景にあるキリスト教文化を知る必要があると考え、本学科を選びました。仏教や儒教の思想にも触れ、宗教は社会を形成する大きな要素の一つであると感じています。宗教以外にも思想・哲学や文化・芸術の教養を深める学びもあり、それらはすべて「自分は何者なのか」と掘り下げることにつながります。答えの出ない問いですが、私は考えを深める過程そのものが好きでおもしろいです。

一学年50人ほどと少人数で先生との距離の近さが特長。卒業論文のテーマ設定も個別面談で相談し、納得して決めることができました。卒業後は留学エージェントで働きたいと考えています。海外勤務して日本への留学生サポートができたらうれしいし、将来的には通訳になるのが夢です。