東北学院大学

経済学部

学科長あいさつ

経済学科長
伊鹿倉 正司

みなさんの好きな食べ物は何ですか? その食べ物が、どんなに食べても無くならない、それどころかどんどん増えていくとします。「そんな夢のような食べ物なんてあるはずはない」。みなさんはそのように思うでしょう。

経済学では、モノやサービスなどを「財」という言葉で表現します。食べ物や天然資源(原油や鉄鉱石など)といった財は、それを消費すれば無くなりますが(その分、他の人がそれを消費できる量が減少する)、世の中には消費しても無くならない財があります。その1つが「知識」です。私たちが得た知識は消費しても無くなりませんし、知識同士が結びつくことで新たな知識が生まれることもあります。まさに知識は夢のような財と言えるでしょう。

世の中には様々な知識が存在しますが、経済学科では、おもに経済に関する知識、さらにはその知識を一般化した経済理論をみなさんに伝授していきます。経済学を厳密な意味で定義することは難しいのですが、みなさんが分かりやすいように定義すると、「私たちを豊かにし、また幸せを感じられるような世の中にするための知識(知恵)」と言えるかもしれません。みなさんのような初学者にとって、経済学は抽象的で理解しにくい学問かもしれません。しかしながら、経済学は物事の本質をえぐりだす強力な道具を数多く有しており、その有用性を少しでも感じることができれば、みなさんは経済学の虜(とりこ)になること間違いなしです。

「そういうことか、わかったぞ!」。目の前の霧がパッと晴れるようなこの感覚を、経済学科での4年間の学びの中で数多く味わってください。そして、経済学科で学んだ知識を活かして、先が見通せないこの世の中を生き抜いてください。