セミナー「AIによって図書館業務はどう変わるか」を開催しました

2025年9月5日に新潟大学学術情報部長/高橋菜奈子氏をお迎えして「AIによって図書館業務はどう変わるか」というテーマでセミナーを開催しました。

AIによって大学でも業務や授業の進め方が大きく変わりつつありますが、図書館も例外ではありません。高橋氏は図書館業務を①サービス向上/業務効率化と②創造性と正確性の2軸からなる「4象限モデル」を使って、これまで図書館で使ってきたOPAC、ディスカバリーサービス、財務会計システム、ホームページやSNSなどのシステムが、図書館業務のどの領域に適用されてきたかを整理をされました。

その上に生成AIが新たに導入された訳ですが、で2023年時点(生成AI初期)には広報/展示、選書、企画書作成など限定された領域で使われていた生成AIが、現在ではより正確性が求められるレファレンス、検索、貸出/予約、利用者教育の分野まで適用範囲が広がってきている状況を紹介されました。

さらにキーワード検索と生成AIの違いを踏まえて、今後はAIと図書館司書の役割の位置づけの見直しが進むだろうとの見通しを示されました。

会場には本学の教職員のほか、仙台市内の中学校/高等学校の図書館司書の方々も多数参加され大変熱心に話を聞かれていました。