本学では、文化的、資料的な価値が特別に高い図書を貴重図書及び準貴重図書として指定し、中央図書館の貴重書室で管理・保管をしています。

学内で貴重図書資料及び準貴重図書資料の利用を希望する方は、「貴重書等利用許可願」「貴重書複写・撮影申請書」に必要事項を記入の上、閲覧日の2日前までにカウンターにお申し出ください(閲覧には図書館長の許可が必要となるため、許可の旨をお伝え若干の時間をいただきます)。

学外研究者の方が貴重図書資料及び準貴重図書資料の利用を希望する場合は、所属機関の責任者からの願書又は本学教職員の紹介状を添えて上の手続をしてください。

貴重図書及び準貴重図書の主なコレクション

本学の貴重書室には、4,000点を超える貴重図書及び準貴重図書が保管されています。ここでは主なものだけを取り上げて紹介します。

1. 特別展示コーナーに展示しているもの

ダーウィン『種の起源』(初版本)、ホッブズ『リヴァイアサン』(初版本)、グーテンベルク『四十二行聖書』など、貴重書室のディスプレイケースに展示している12点を写真入りで紹介します。

2. キリスト教関連

日本で最初に印刷されたヘボン訳の新約聖書、世界三大美書の1つであるダブス・プレス印行の『英訳聖書』、16世紀に刊行されたルター全集など4点を写真入りで紹介します。

3. 英語辞典、経済学

1755年刊行の『ジョンソン英語辞典』、15点の貴重書からなるマルサス・コレクション、55点の貴重書からなるスミス・コレクションなどを紹介します。

4. 東西交流関係

図書38点、古地図9点からなるアジア・コレクション、慶長遣欧使節団関連資料などを写真入りで紹介します。

5. ダンテ『神曲』関連

ダンテ『神曲』の初版本、アルドゥス版、サルバドール・ダリやドレの挿絵が入った本などを写真入りで紹介します。なおダンテの神曲の翻訳者として有名な山川丙三郎は本学の出身者です。

6. その他

明治期以降の代表的な日本人クリスチャンの個人文庫、東北学院創立以来の蔵書、本学とゆかりのある島崎藤村関連資料などを紹介します。