11月30日に中央図書館主催の公開講座「『平和憲法をつくった男』鈴木義男の思想を掘り下げる」の第2回目の講座「平和思想」が開催されました。
講師の仁昌寺正一氏(本学名誉教授)は、鈴木義男研究の第一人者で、1946年に開催された帝国憲法改正小委員会の議事録を丹念に解読し、鈴木義男が日本国憲法の条文作成に大きな影響を与えたことを明らかにしました。そして昨年その研究成果を『平和憲法をつくった男 鈴木義男』という本にまとめられました。
今回の公開講座では、この鈴木義男が東北大学を辞任するきかっけとなった「所謂軍事教育批判」(河北新報1924年12月に連載)の内容を紹介いただくとともに、鈴木義男が制定に大きな役割を果たした日本国憲法の思想的な背景や、キリスト教との関係などについてお話しいただきました。
第3回目以降の講座予定は次の通りです。
第3回:12月14日 人権擁護
第4回:12月21日 日本国憲法と再軍備批判
