東北学院大学

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経済学部 共生社会経済学科

第5回「ともに生きるビジネスとは? ー ホームレス問題に挑戦するビッグイシューの試み」

2011年11月26日開催

有限会社 ビッグイシュー日本 代表 佐野 章二 氏

学生の皆さんへ

販売員の橋本さんも、質疑応答に参加してくださいました。

学生の感想
  • 質疑応答の際にビッグイシューを販売している方のお話を拝聴し、ホームレスの方に偏見をもっていたことが恥ずかしくなった。ホームレスの方は単に路上で生活し、貧しい生活を送っているのではなく、リストラなどのやむをえない事情で失業したり、就職難で働き口がなかなか見つからない人であり、「普通の生活」を送ることが出来るように努力している人もたくさんいる。努力している人に対して、偏見をもつのは不適切だ。ホームレスの方の社会復帰を支援するためには、第一に私たち自身が考え方を変えることが重要なのではないだろうか。(Kさん)
  • 佐野先生のお話や、ビッグイシューを販売している方のお話を聞いて、ホームレスに対する先入観は少なくなりました。私のように「ホームレスに対する先入観」を持っている人たちも、今回のような講演を聞く機会があれば変わると思います。しかし、そのような機会はあまりにも少ないです。このような講演会を増やし、ホームレスとビッグイシューを販売している人たちについて知る機会を増やしていくことが、ビッグイシューの抱える4重苦や7つの壁をこわす第1歩なのではないか、と思います。(Eさん)
  • DVDで必死に雑誌を販売している販売員の姿を見て、どんなに辛くて嫌な仕事だとわかっていても、自分も就職した際は、精一杯全力で働こうと強く思いました。まだ就職先が決まったわけではありませんが、どんな仕事でも必ず人の役に立っていると思うので、仕事に就けたことに対して感謝の気持ちを忘れてはならないのだと改めて思いました。そして、その感謝の気持ちを常に持ち、社会に恩返しをすると思って精一杯働こうと思います。(Tさん)
  • 今まで、ホームレスの方には食べ物やお金という「物」を与えるということが最も喜ばれることだと思っていました。もちろんそれも嬉しいことだと思いますが、「明日につながる支援」が最も大切であるということがとても勉強になりました。小さなことでも「仕事」を与えることが自立の一歩につながるのです。(Kさん)
  • この講演会に出席して、改めて人と人とのつながりがどれだけ大切なのかを感じました。また、ホームレス問題の解決策の一つを知ることができ、この講演会に参加して本当に良かったと思いました。今までホームレスの問題に対して、きちんと向き合ったことが無かったので、今回の講演会はそれと向き合うためのきっかけになったように思います。(Yさん)
  • ビッグイシューを通して自立した人が58人いるそうです。まだまだ沢山のホームレスが存在しますが、自立できる環境があるということは一つのチャンスです。ホームレスの人に、まだ希望はあるのだということを伝えられる素晴らしいものだと思いました。(Sさん)
  • ホームレスの人々は「HOPELESS」が原因で「HOMELESS」になるそうだ。彼らをどうやって社会復帰させるか、そのことに関してビッグイシューの社員の方は毎日毎日一生懸命考えていることに対し感動した。(Iさん)
  • 社会に貢献しつつ、利益を上げるというのは、会社のもっとも望ましい姿である。(Sさん)
  • 今回の講演会で私が一番印象に残ったのは、“ホームレスは哀れみの対象ではなく、ビジネスのパートナー”という佐野氏の言葉です。(Iさん)
  • これは私が最も共感した点であるが、東日本大震災発生以降 “頑張ろう、頑張れ”といった言葉がスローガンとして多用されていた気がする。佐野さんもおっしゃっていたが、もうすでに頑張っている人に対し、“頑張れ”ではなく“ともに”“大丈夫”といった言葉をかけるという事は、よく考えてみればビッグイシューの活動そのものなのではないだろうか。私自身、“共生社会”について追及していく際に、こういった点に注意しながら、誰もが分け隔てなく生きていくことが出来るような社会を追い求めていきたいと思うし、困っている人々に対し“頑張れ、頑張ろう”と無理に背中を押すのではなく、その人を支えてあげられるような社会の実現を図っていきたい。(Uさん)
  • 講演から一週間後、ビッグイシューの最新号を購入しに、橋本さんの所に行った。橋本さんは講演会の時と同じ笑顔で「いらっしゃいませ」と言ってくださった。初めて購入したビッグイシューだったが、記事もとても興味深いものばかりだった。今度は、最新号と一緒に、バックナンバーも買ってこようと思っている。そうして私も当事者として、小さくても出来ることを行動にしていきたいと思う。(Sさん)
  • 後日、友人2人と仙台駅前の階段を降りていた。「あっ!講演に来てくれた人がビッグイシュー売っている!」と1人の友人が言った。「買おうかな?」という1人の言葉で、わたしたち3人はビッグイシューをはじめて購入した。販売員の男性はとても優しい表情をうかべ、「ありがとうございます!」と言っていた。その顔をみて、勝手に心を閉ざしていたのはこちらだと思った。この人に、相談をしていた女性がいたらしいが、その理由も頷ける。この日嬉しかったのは、自分だけではなく友人も共に買って、この気持ちを共有できたことだ。(Aさん)