東北学院大学

経済学部 共生社会経済学科

2023年4月募集停止

学生募集停止する学部・学科の全ての在学生に対しては、卒業するまでは入学した学科の所属及びその教育環境を維持し、学生生活及び進路・就職支援等につきましても、教職員一同責任を果たしてまいります。

教員紹介

武藤 敦士 准教授

専門分野
  • 社会福祉学
研究キーワード
  • 母子世帯、貧困問題、母子生活支援施設
担当授業
  • 社会福祉論、公的扶助論、フィールドワークの基礎、フィールドワークⅠb、基礎演習、演習Ⅰ・Ⅱ
代表的著作
  • 「母子生活支援施設と社会政策」宮下慧子・須藤八千代編著『母と子の未来へのまなざし―母子生活支援施設 カサ・デ・サンタマリアの25年』ヘウレーカ、2021年。
  • 『母子生活支援施設の現状と課題』みらい、2020年。
  • 「ワークフェアか所得保障か―女性労働者問題から考える母子世帯の貧困」大友信勝監修、權順浩・船本淑恵・鵜沼憲晴編『社会福祉研究のこころざし』法律文化社、2017年。
教員からのメッセージ

私の専門は社会福祉学です。社会福祉は国民の生活問題対策として、常にその最低生活を保障してきました。しかし、今もなお多くの国民が最低生活水準以下の生活を送っています。私はその中でも母子世帯の貧困問題と、生活に困窮して地域で生活できなくなった母子世帯を保護し支援する母子生活支援施設のあり方に関する研究を続けてきました。貧困問題を研究するにあたって母子世帯に注目したのは、子育て世帯の貧困問題がひとり親世帯、特に母子世帯で顕著だったからです。

母子世帯の貧困問題の原因を解き明かし対策を考えることは、今ある母子世帯の問題を解決するだけでなく、子育て世帯全体の問題解決につながります。子どもの貧困とよばれる貧困の世代間連鎖を解決することは、日本の未来を考えることにつながります。自分たちの今を見つめ、そして未来を想像しながらこの国の制度や施策の問題点を明らかにし、この国がどうあるべきかみなさんとともに考えていきたいと思います。