教員紹介 奥山 忠裕 教授 専門分野 公共経済学、環境経済学、政策評価など 担当科目 経済学、政策評価論、環境政策論 政策デザイン学科について 多くの教員の皆様がそれぞれの学問分野から「社会問題の解決」にあたるのが政策デザイン学科です。その中で、私は、経済学の視点から社会問題の解決について講義を行っていきたいと考えています。経済学は、多くの社会学分野の中でも市民生活に最も身近な分野であり、人々の日々の生活の基盤について考える重要な学問です。学生の皆さんには、「買い物がし難い」「物価が高い」といった身近な日々の暮らしを対象とした解決方法を考えることで、社会問題の解決の基礎を学んでもらい、その知識や経験をもとに「地元商店街の活性化」「地域の産業振興」といったより大きなテーマについても考えていく機会を提供したいと考えています。その中で、学生の皆さんには、「どのような原因で問題がおきるのか」「その原因を解決するにはどの方法が最も効率的なのか」について一人一人が考えるとともに、他者との議論を通じて協力して社会問題にあたることの大切さと効率のよさを学んでもらいたいと考えております。 専門分野の紹介 私の専門分野は「環境評価」と呼ばれる分野です。「???」って思う人が多いのではないでしょうか。ですがこの分野は近年とても大事な役割を果たしています。皆さんもきれいな水を飲みたいですよね? 花粉などで汚れた空気を吸うのは嫌だと思う人も多いのではないでしょうか。では、国や県、市町村の役所は、いくらの税金を投資してこれらの問題を解決すべきでしょうか?1億円でしょうか?10億円がいいでしょうか?―環境評価論は汚された自然環境を元に戻す経済効果-例えば環境被害額は20億円ですよといった形で-を計測する学問です。環境被害が発生しそうな開発事業において、その被害を経済効果というわかりやすい指標で計測することで、事前に環境問題の発生を防いだり、万が一環境問題が発生したとしてもその問題の大きさを社会にわかりやすく伝えたりすることに、環境評価はとても役に立つのです。 高校生へのメッセージ 将来何になるか考えるのはとても難しいですね。ただ、将来も自分の地元や地域と何らかの関わりをもって暮らしたいと思うのなら、ぜひ政策デザイン学科に来てください。地元にいる友達や家族が困ったときに、あなたが力になれるかもしれません。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。 関連ウェブサイト researchmap