『震災学』vol.14
- 発行:東北学院大学
- 発売:有限会社荒蝦夷
- 本体2,000円(税別) A5判 292頁
- ISBN 978-4-904863-68-8 C0036
- 一般書店、大学生協、オンライン書店(honto)にて販売
目次
- 風化に抗う視座/『震災学』編集委員会
第1章 被災地からの発信 震災から10年を迎えるにあたって
〈シンポジウム「復活と創造 東北の地域力」〉
- [事例発表]
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体験の膨大な聞き書きを/赤坂憲雄
教訓は命を救う/今村文彦
「被災地100年構想」へ/いとうせいこう
文化としての防災・減災/古関良行 - [パネルディスカッション]
- 100年後の世界へ/赤坂憲雄×今村文彦×いとうせいこう×古関良行×大西晴樹×土方正志
第2章 災害レポート
- 台風19号と住宅再建支援の課題 宮城県丸森町から/古関良行
- 農婦から見た台風19号 宮城県角田市 肉牛・稲作農家の体験/堀米薫
- 台風15号と〈首都圏〉地域メディアの役割 被災地となった故郷・千葉県に思う/安藤歩美
- 山形県沖地震 地元紙からの報告 〈激甚未満災害〉に学ぶ/峯田益宏
- 北海道胆振東部地震の支援現場の変化 厚真町に通い続けてⅡ/定池祐季
第3章 震災とスポーツ
- 震災とサイクリング 「ツール・ド・東北」とロードバイクの日々/熊谷達也
- 被災地プロスポーツチームの9年 東北楽天・ベガルタ仙台・仙台89ERS/安住健郎
- 〈ラグビーのまち〉釜石の遺産 津波からの復興とラグビーワールドカップ2019/佐藤晋
- センダイガールズプロレスリング奮闘記 地域密着型女子プロ〈仙女〉と震災/黒木あるじ
第4章 地域と震災
- 阪神・淡路大震災 変容する慰霊のかたち 発生から25年 街角の〈1.17〉/段貴則
- 西日本豪雨と「みかんボランティア」 宇和島市吉田町における柑橘農業の復旧誌/齊藤康則
- 検証:震災遺構のあり方を巡る合意形成過程/坂口奈央・佐藤翔輔
第5章 震災と文学
- 青春五月党と「沈黙の作法」/柳美里
- 時代の変化をもたらすもの/熊谷達也
- 言葉のありか、心のありか、震災9年、10年へ。/和合亮一
- よみ芝居『あの日からのみちのく怪談』のあゆみ 震災文芸から演劇へ/芝原弘
- 戯曲『ある晴れた日に』/柳美里
第6章 仙台短編文学賞
- 第3回仙台短編文学賞受賞作発表/川元茂
- 東北学院大学賞◎選評――大西晴樹/受賞の言葉――水津藤乃
- 仙台市長賞◎選評――郡和子/受賞の言葉――高玉旭
- 「冷たい朝が来るまえに」水津藤乃
- 「鵜の尾岬まで」高玉旭
- 「少なさの土曜日」綾部卓悦