東北学院大学

学術誌

総合学術誌『震災学』

『震災学』vol.2

総合学術誌『震災学』vol.2表紙

  • 発行:東北学院大学
  • 発売:荒蝦夷
  • 2013年3月8日(金)発売
  • 本体1,800円(税別) A5判 240頁
  • ISBN978-4-904863-29-9 C0036 ¥1800E
  • 一般書店、大学生協、オンライン書店等にて販売
目次
フクシマの方へ/佐々木俊三(東北学院大学教養学部教授)
第一章 <原発被災>をどう考えるか
  • シンポジウム「復活と創造 東北の地域力」
    • [基調講演]原発と人間/柳田邦男(ノンフィクション作家・評論家)
    • [パネル討論]原発事故の検証と今後/柳田邦男(ノンフィクション作家・評論家)×齊藤康則(東北学院大学経済学部准教授)/寺島英弥(河北新報社編集委員)
  • 講演「福島原発事故に関して、若い人たちに対するお詫びと期待」/小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
  • 反原発40年 六ケ所村から福島第1原発へ/鎌田慧(ルポライター)
  • 公害の原点、水俣病と福島 水俣学の視点から/花田昌宣(熊本学園大学水俣学研究センター長)
第二章 フクシマからの声
  • 対談「原発と文化 3.11以前/以後の風景」/赤坂憲雄(学習院大学教授・福島県立博物館館長・遠野文化研究センター所長)×若松丈太郎(詩人)
  • <3.11>と福島民報/佐久間順(福島民報社社会部長)
  • 汚染地図の中の私 ホットスポット取材の現場から/渡辺考(NHK大型企画開発センターディレクター)
  • 記憶――南相馬・ある家族の2年/高村美春(主婦)
  • 大震災で失ったもの・甦ったもの/只野裕一(相馬市社会福祉協議会会長)
記録
  • 福島第一原子力発電所事故後1年間の記録
エッセイ
  • 戦災と震災と 年頭の読書に思う/佐伯一麦(作家)
第三章 地震・津波被災地の2年
  • 貞観津波研究による震災の長期予測と地電流による地震の短期予測/河野幸夫(東北学院大学工学部教授)
  • 「田畑を荒らさない」ということ 旧鳴瀬町牛網の津波被災農家との関わりから/津上誠(東北学院大学教養学部教授)
  • 東北ROKUプロジェクトの挑戦 「90年後の君へ」――世代を超えて完成させる六次産業/島田昌幸(株式会社ファミリア代表取締役社長)
  • “やりたい”が“できる” 東日本大震災現場における学生ボランティアの共働/杉浦健(関西学院ヒューマンサービスセンター事務局長兼ボランティアコーディネーター)
  • 学生ボランティア体験記
    • 東北の地で出会ったもの/永井佑宜(関西学院大学2年)
    • 遠く離れた地からの支援/浅田真澄(麗澤大学4年)
    • 震災の記憶とボランティア/菊地崇史(東北学院大学4年)
  • ボランティア活動からまちづくり活動へ/加藤拓馬(まちづくり団体「からくわ丸」代表)
  • 震災とトポス 唐桑半島宿地区のこと/宮本直規(東北学院大学教養学部講師)
  • 地域誌で編む 東松島市旧鳴瀬町から/西脇千瀬(地域社会史研究者)