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総合学術誌『震災学』
『震災学』創刊号
- 発行:東北学院大学
- 発売:荒蝦夷
- 2012年7月20日(金)発売
- 本体1,800円(税別) A5判 320頁
- ISBN978-4-904863-23-7 C0036 ¥1800E
- 一般書店、大学生協、オンライン書店等にて販売
目次
創刊に寄せて/『震災学』編集委員会
第一章 震災が問うた基礎的な諸問題
- シンポジウム「復活と創造 東北の地域力」基調講演
人間復興を求めて 新生東北が日本を変える/内橋克人(経済学者)
- 災厄と経験/佐々木俊三(東北学院大学教養学部教授)
- 東日本大震災被災地・者に、市民はどのような支援活動を行ったのか
市民社会の奥深い存在を見出すために/岡本仁宏(関西学院大学法学部教授)
第二章 被災地の現実
- 「棄民」と「帰民」を分けた創造的復興
- 日本の災害復興を考える/山中茂樹(関西学院大学災害復興制度研究所主任研究員)
- 「現実を見ること」と「現実に見られていること」/郭基煥(東北学院大学経済学部准教授)
- 震災ブログから振り返る原発事故被災地の一年/寺島英弥(河北新報社編集局編集委員)
- 被災地の現実 宗教の立場から/川上直哉(仙台キリスト教連合被災支ネットワーク(東北ヘルプ)事務局長)
エッセイ
第三章 災害とボランティア
- シンポジウム「東日本大震災と学生ボランティアの役割―大学間連携による取り組みとその課題―」基調講演
ボランティアと市民社会 阪神・淡路大震災と東日本大震災からの問題提起/似田貝香門(東京大学名誉教授)
- 原発被災地における〈逗留者〉の「活動の論理」―原発四五㎞圏=相馬市におけるボランティアとネットワーク―/齊藤康則(東北学院大学経済学部講師)
- 大学による災害ボランティア活動への取り組みに関する一管見 東北学院大学災害ボランティアステーションの体験から/阿部重樹(東北学院大学経済学部教授)
第四章 唐桑の漁業と災害
- 座談会「復活と創造 東北の地域力」三陸の資源と産業
非常識への挑戦から新たな連携へ/畠山重篤(NPO法人森は海の恋人代表)×村上教行(イオンモール会長)×星宮望(東北学院大学学長)
- 津波と海の民俗 宮城県気仙沼市唐桑町の伝承文化から/川島 秀一(神奈川大学特任教授)
- なぜ集団移転地は海が見えるところでなければならないのか 気仙沼市唐桑町舞根の海にみる領域意識/植田今日子(東北学院大学教養学部講師)
- 遠くから私が気仙沼にこだわるいくつかの理由
「ドキュメント」のひとつとして/梅屋潔(神戸大学国際文化学研究科准教授)
第五章 災害とジャーナリズム
- 情報ボランティアと東日本大震災
ハイパーローカルメディアとしての実験/八浪英明(河北新報社編集局デジタル編集部長)
- ソーシャルメディア時代における地方紙の役割と地方発信の意味/藤代裕之(ジャーナリスト)
記録