日本学生支援機構奨学金(貸与)
独立行政法人日本学生支援機構は、優秀な学生で経済的理由のため修学困難な者に学資を貸与して教育の機会均等をはかり、社会の健全な発展に尽くすことを目的としており、家庭の経済状況(修学困難の程度)・学力(中位以上)・人物等について審査・選考を行い、学長の推薦をもとに日本学生支援機構が採用を決定します。
奨学金の種類
奨学金の種類 | 募集時期 | 貸与始期 | 貸与終期 | |
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定 期 採 用 |
1. 第一種奨学金(無利子) | 4月 | 2020年4月 | 卒業予定期 |
2. 第二種奨学金(有利子) | 4月 | 2020年4月〜9月の間で希望する月 | 卒業予定期 | |
3. 入学時特別増額貸与奨学金(有利子) | 1年次(編入年次)の1または2と同時 | 1回のみ | ||
緊 急 採 用 ・ 応 急 採 用 |
4. 緊急採用第一種奨学金(無利子) | 随時 | 家計急変の事由が発生した月〜2021年3月の間で希望する月 | 2021年3月 (継続可) |
5. 応急採用第二種奨学金(有利子) | 随時 | 家計急変の事由が発生した月〜2021年3月の間で希望する月 (ただし、家計急変の事由が発生した月が2020年5月以降の場合は、2020年4月までさかのぼることができる) |
卒業予定期 | |
6. 入学時特別増額貸与奨学金(有利子) | 1年次(編入年次)の4または5と同時 | 1回のみ |
※緊急採用・応急採用:家計が急変した事由が発生したときから、1年以内である場合に申込むことができます。
貸与月額
定められた月額の中から申込希望者が選択でき、貸与途中で必要が生じた場合は月額を変更することもできます。
- ※第一種奨学金の貸与を受けても、なおその修学を維持することが困難な場合は、併せて第二種奨学金の貸与を希望(出願)することができます。(併用貸与)
- ※2018年度以降入学者が第一種奨学金の最高月額を選択する場合は、認定所得金額が併用貸与基準以下であることが必要です。
- ※「国による高等教育の修学支援新制度」の給付奨学金を受給する場合は、第一種奨学金に支給制限がかかります。
学部学生(2018年度以降入学者)
種別 | 貸与月額 | |
第一種奨学金 | 自宅通学 | 20,000円・30,000円・40,000円または54,000円のいずれかを選択できる。 |
自宅外通学 | 20,000円・30,000円・40,000円・50,000円または64,000円のいずれかを選択できる。 | |
第二種奨学金 | 20,000円から120,000円のうち1万円単位で希望月額を選択できる。 |
学部学生(2017年度以前入学者)
種別 | 貸与月額 | |
第一種奨学金 | 自宅通学 | 30,000円または54,000円のいずれかを選択できる。 |
自宅外通学 | 30,000円または64,000円のいずれかを選択できる。 | |
第二種奨学金 | 20,000円から120,000円のうち1万円単位で希望月額を選択できる。 |
大学院生
種別 | 貸与月額 | |
第一種奨学金 | 博士課程前期 | 50,000円または88,000円のいずれかを選択できる。 |
博士課程後期 | 80,000円または122,000円のいずれかを選択できる。 | |
第二種奨学金 | 博士課程前期 博士課程後期 |
50,000円・80,000円・100,000円・130,000円・150,000円の中から希望月額を選択できる。 |
選考基準と採用
出願者から提出された申込書・各種証明書をもとに、家庭の経済状況(修学困難の程度)・学力・人物等について推薦基準を満たしているか審査が行われ、適格者を学長が推薦し、日本学生支援機構で採用が決定されます。
1)学力基準
第一種
1年生 |
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2年生以上 | 本人の属する学科の上位1/3以内の者 |
第二種
- 出身学校または大学での成績が平均水準以上と認められる者
- 特定の分野で特に優れた資質能力を有すると認められる者
- 学修に意欲があり学業を確実に修了できる見込みがあると認められる者
- 高等学校卒業程度認定試験合格者で、上記のいずれかに準ずると認められる者
2)家計基準
父と母双方の収入、またはこれに代わって家計を支えている者の収入額(1月~12月)から控除額を差し引いた額が、日本学生支援機構の定める収入基準額以下であること。