東北学院大学

Language

学長の部屋

広報誌、刊行物など

2014年 年頭所感

(東北学院時報 2014年1月15日発行 第719号)

年頭にあたって

東北学院時報 2014年1月15日発行 第719号

「新しい歌を主に向かって歌え。
主は驚くべき御業を成し遂げられた。
右の御手、聖なる御腕によって主は救いの御業を果たされた」

(詩編98・1)

2014年を迎えました。新しい年が東北学院にとって、そして学院につながる皆さますべてにとって、神様の祝福に満ちたよき一年となりますようお祈り申し上げます。本学院が神によって建てられて128年目の年を迎えるこの年を、この詩編に示された讃美と感謝の思いを持ってすごしたいと念じています。

本学学長としては、初めて迎える新年です。就任してまず抱いたうれしさは、「毎日礼拝に出席できる」ということでした。短い時間ではあれ、特にこのために用意された25分ほどの、清らかな時間を学生とともにできる、これはキリスト教学校のみに許された恵みです。私もメッセージを語る務めを与えられて、聖書に取り組み、わかりやすく伝わるように、と語ってきました。今年もそうありたいと思っています。

東北学院大学の使命は、「建学の精神に堅く立って、高等教育機関として存続し成長してゆくこと」、これに尽きます。就任以来、まだ手探りながら、そのために大学としてできることを、副学長をはじめとする大学教職員、そして理事長・院長たち法人の方々と対話を続け、秋には「中期達成目標2013〜2018」として、近未来的将来計画をまとめました。

それは次のようなものであります。

  1. 建学の精神に基づくキリスト教教育をさらに充実させる。
  2. TGベーシックを中核とする新教養教育課程を着実に実施する。
  3. 学生の主体的学修、アクティブ・ラーニング促進にむけて、教育の質的転換を推進する。
  4. グローバル化などの社会的変化を見据え、学部学科、カリキュラムのあり方を見直す。
  5. 地域社会と協働し、震災復興に貢献する人材育成、教育研究活動を推進する。
  6. 土樋キャンパスの整備を進め、キャンパス統合計画を立案する。
  7. 大学の社会的評価を高めるための行動計画を立案し、その成果を戦略的・組織的に広報する。

2014年は、この目標の実質的な一年目として、私たちは具体的な実現へと踏み出します。

土樋キャンパス北地区に建設される新棟は、キャンパス統合への第一歩となり、教育の質的転換と地域への開放、の拠点となるでしょう。

英語教育、基礎的な学士力を培うカリキュラム改革、東北学院の歴史を学ばせる教科目、などなど、さらにもっと大きな構想も育ててゆきます。

仙台市中心部にどっしりとした存在感を示す、東北学院大学でありたいと思います。

「建学の精神」は常に私たちを支えるものですが、案外在校生も卒業生も問われると口ごもることが多いようです。改めてここに繰り返したいと思います。

「宗教改革の『福音主義キリスト教』の信仰に基づく『個人の尊厳の重視と人格の完成』の教育。聖書の示す神に対する畏敬の念とイエス・キリストにならう隣人への愛の精神を培い、文化の発展と福祉に貢献する人材の育成を目指す」こと、と。