工学部

安全管理

工作機械取り扱いに関する一般注意事項

工作機械の取り扱いに際しては、正しい使用方法を熟知しておく必要があり、また使用中に起こり得る事故を防ぐための知識が必要である。よって「メカノデザイン工作演習」を受講した者、もしくは工場指導員より取り扱い説明を受けた者以外は使用できないものとする。取り扱い説明や注意事項は、よく守り安全に作業を行うこと。尚、工場での作業は事故防止のため一人で行ってはならない。必ず複数名で行う。工場指導員がいる時間帯が望ましい。工作機械の使用に際しては、みだりに工作機械に触れてはいけない。作動させる前には各部分を点検し、異常を見つけた場合は速やかに指導員に連絡する。常に整理・整頓に心掛け使用後は機械及び周辺の清掃を行う。工作機械を使用する場合の服装については、長袖・長ズボンを着用し、上着はズボンの中に入れること。また、動力伝達部分、往復運動部分、回転部分などに上着や袖が巻き込まれないように袖ボタンを確実にかけるか、袖のしまった服を着用すること。履物は作業に適したものとし、落下物から足を守ると共に敏速な行動が出来るようにサンダルや、靴の後ろをつぶして履くことは禁止する。また、長い髪は作業帽を着用もしくは束ねるなどする。

また、溶接作業時以外、手袋や軍手は、回転部分に巻き込まれる恐れがあるので使用しないこと。

溶接作業時には保護具、保護メガネを着用しその他の作業時にも必要に応じて保護メガネを着用する。

機械の破損があった場合は、すぐに工場指導員に連絡し、修繕・復旧をしてもらう。その際、交換部品などが必要な場合、修繕費を負担してもらうことがある。

万一事故や災害が起きた場合の処置

  • 速やかに電源を切り機械運転を停止する。
  • 体調不良や事故が生じた場合、担当指導員を呼び指示を受ける。いない場合には状況を判断し適切な処置を行う。
  • 負傷者には応急手当をし、保健室022-368-1139(1号館 2F 内線150)及び、関係部署に連絡する。
  • 火災が起きた場合は周囲の人に知らせると共に消火器などにより初期消火に努める。
  • 地震が起きた場合は、まず落下物や転倒物より身の安全を守り、非常口(出入口)を確保する。
  • 避難が必要な場合は指導員の誘導に従い、各出入口より非難場所(A・Bグランド)へ避難する。

各工作機械注意事項

旋盤

  • 刃物台(バイト)とチャックが衝突しないような位置関係を確認する。
  • 主電源スイッチを入れるときは起動スイッチ(主軸の回転)がOFFになっていることを確認する。
  • 工作物の取り付け、取り外しは刃物台を十分に逃がしてから行う。(刃先でケガをする)
  • 工作物を取り付け後、かならずチャックハンドルを抜き取ってから回転させる。
  • 主軸台の上に工具や測定具、ウエスなど置かない。
  • チャックの回転方向には立たず右側にずれて作業を行う。
  • 回転している工作物に手を触れたりウエスを近づけたりしない。
  • 切り粉が飛散する場合は遮へい板を用いる。
  • 切削中は切り粉に手を触れない。機械を止めてからブラシ、ペンチなどで取り除く。(素手で触れない、巻き込み、ヤケド、手や指を切る)
  • 測定は工作物が完全に停止してから行う。
  • VDT症候群(頭痛、めまい、肩こり、眼精疲労)を引き起こさないようにディスプレイ、キーボード入力作業は連続1時間を越えないように小休止を設けながら作業を行う。

フライス盤

  • 切り粉が飛散するので作業中は保護メガネを着用する。
  • フライスの刃がテーブルやバイス、工作物に衝突しないか確認する。
  • フライス交換の際は使用するスパナが外されていることを確認する。
  • 機械のテーブル上に工具や測定具、ウエスなど置きっ放しにしない。
  • アーバーやフライスの取り付けの際は誤って始動レバーに触れても機械が作動しないように電源スイッチを切っておく。また、落下させないように注意する。(ケガや、破損に注意)
  • バイスやテーブルへの工作物の取り付けは完全に機械が停止している状態で行う。その際、確実に固定し、取り付け後はハンドルを外しておく。
  • 回転中のフライスには触れたりウエスや小ボウキを近づけたりしない。
  • 切削中は切り粉に触れない。機械を止めてからブラシなどで取り除く。(素手で触れない、巻き込み、ヤケド、手や指を切る)
  • 加工するときは刃物の刃先と同じ高さから切削状態を観察しない。
  • 早送りをかける場合は各ハンドルの押し込みが外れ空回りすることを確認してから行う。
    また、フライスの刃が工作物やバイスに触れないことを確認してから行う。
  • 自動送りを行う場合は刃物がバイスにぶつからないように注意する。
  • 測定はフライスの刃が完全に停止してから行う。
  • 加工中は機械から離れない。(異常があればすぐに機械を停止させる)
  • 使用後はテーブルを片方に寄せたままにして置いてはならない。(左右バランスよく戻しておく)

帯鋸盤

  • 帯鋸のねじれ、ゆるみ具合、鋸刃押さえの間隔を調整し、確認してから作業する。
  • 工作物の材質、厚さに応じて表示板に従い適切な速度で行う。
  • 速度変換は鋸刃が回転中に行う。
  • 手や指は絶対に帯鋸の正面に持ってこない。(すべって切れる恐れがある)
  • 丸棒などを切断する場合は巻き込まれる危険性があるので治具やバイスに挟んで切断する。
  • 薄板(厚さ2mm以下程度)を切断する際は巻き込みを防止するため下にベニヤ板などを敷いて同時に切断する。

溶接機

  • 火傷などの危険があるため肌の露出をさせない服装(長袖、長ズボン、作業帽。安全を考えた履物)で作業を行う。
  • 保護具、保護メガネを着用する。
  • 作業中は十分な換気を行う。
  • 周囲に燃えやすい物が無いか確認する。
  • 溶接器具の破損等がないか確認する。
  • 溶接後は冷えるまで溶接箇所に触らない。
  • 電源スイッチを入れる前に電極棒が溶接物などに接触していないことを確認する。
  • 電気溶接時、スパーク光を凝視しない。(強い紫外線で目が炎症をおこす)
  • 電気溶接は乾燥した場所で行い感電に注意する。 <スポット溶接>
  • 電極に挟まれないようにする。 <スポット溶接>
  • 電流値は材質、厚さに応じて表示板に従い適切な値にする。 <電気溶接>
  • ボンベ開閉工具は作業中、ボンベに取り付けて置く。(緊急時にすぐに栓を閉じるため)
  • ガス溶接時、ホースが焼けないようにホースを火口から遠ざける。

ボール盤

  • 軍手、手袋の使用は厳禁。(巻き込みの可能性が大)
  • 工作物は出来るだけバイス、シャコ万、クランプ等の固定金具を用いて確実に固定するようにする。 (特に薄板、小物、真鍮、鋳物等の加工はドリルの食いつきが生じやすく工作物が振り回され危険である)
  • ドリルチャックにドリルを真っ直ぐに確実に固定する。
  • 加工中は切り粉に手を触れない。機械を止めてからブラシ、ペンチなどで取り除く。(素手で触れない、巻き込み、ヤケド、手や指を切る)
  • 加工時はドリルに顔を近づけない。

ベルトサンダー

  • 作業中は保護メガネを着用する。
  • 集塵機が付属してあるものは稼動させる。(研磨粉が飛散する。)
  • 作業中は十分な換気を行う。
  • 周囲に燃えやすい物が無いか確認する。
  • 小物、薄物などの研磨の際は直接手で持たず、ペンチやクランプ等を使用する。
  • ベルトの回転速度が安定してから加工を開始する。
  • カドがとがった物を加工する場合はベルトが破損することがあるので注意する。
  • 工作物は熱を持ちやすいので火傷に注意する。

シャーリングマシン

  • 特に手、指の切断など大怪我につながる機械なので取扱いの説明、注意事項を厳守し作業にあたる。
  • 注意書きに従い切断可能な板厚や長さを守ること。(加工厚:6.5mm、加工長さ:1270mm)
  • 切断位置の確認を行う場合は機械が停止している状態で行う。間違ってペダルを踏んでも安全なように。
  • 工作物以外テーブルには物を置かない。(スケール等切断しないように注意)
  • 手、指は必ず材料押さえより手前に置かなければならない。
  • 小さい材料を切断する場合は治具などで固定して使用する。
  • 機械が完全に回転してから使用する。
  • フライホイール、歯車部分等回転部分に巻き込まれないよう十分に注意する。
  • 機械後方(切断物排出部)に人や障害物が無いことを確認する。
  • ペダルは完全に踏み込み、中途半端な踏み方をしない。また、踏みっぱなしにしてはいけない。(2重切断を防ぐため特に注意する)
  • 共同作業者がいる場合は切断時、合図をしてから切断する。
  • 使用後は速やかに起動スイッチを切る。
  • 起動スイッチを切ってもしばらくは惰性で回転しているので巻き込まれないようにする。またペダルを踏むと切断されるので絶対にペダルを踏んではいけない。
  • 切断物を取り出す場合は機械が止まってから行う。

グラインダー、研削盤(平面・円筒)

  • 作業中は十分な換気を行う。
  • 近くに燃えやすいものを置かない。
  • 砥石は欠けやすいので保管や運搬する際は気をつけ、ぶつけたりしない。
  • 砥石が欠損、ひび割れ、傷、偏心がないか点検してから使用する。異常があればすぐに知らせる。
  • 粉塵の吸いこみや、目に入るのを防ぐため必要に応じてマスク、保護メガネの着用をする。
  • 発火性のある材料(マグネシウム、チタニウム等)を研削する場合は特に注意が必要。
  • 異常な振動がある場合は使用せず、すぐに知らせる。(砥石の欠損、偏心、目直しを確認する)
  • 砥石の回転が安定してから研削する。また、冷えている砥石で急激に重研削しない。
  • 研削する際は砥石の回転方向には立たず、ずれて作業を行う。
  • 砥石の側面を使用して研削してはいけない。 <平形砥石>
  • 砥石の目直しを怠らない。 <グラインダー>
  • 過度にすり減った砥石は使用しない。受け台と砥石の間隔は3mm以下程度に保つ。
  • 工作物は摩擦により熱くなるので火傷には十分注意すること。また、冷却水を準備しておく。
  • 小物・薄物を研削する場合は直接手で持たず治工具等を使用する。 <研削盤(平面--円筒)>
  • 工作物の固定は確実に行う。マグネットチャックを使用する際は磁力が働いていることを確認する。
  • 乾式で重切削している砥石に急に大量の研削液をかけない。
  • 工作物の測定、脱着は砥石の回転が止まってから行う。

高速度切断機

  • 作業中は十分な換気を行う。
  • 近くに燃えやすい物を置かない。
  • 砥石が欠損、ひび割れ、傷、偏心がないか点検してから使用する。異常があればすぐに知らせる。
  • 粉塵の吸いこみや目に入るのを防ぐため、必要に応じてマスク、保護メガネの着用をする。
  • 工作物は専用バイスに確実に固定する。
  • 工作物の脱着は砥石の回転が止まってから行う。
  • 砥石の回転が安定してから加工する。
  • 切断する際は砥石の回転方向には立たず、ずれて作業を行う。
  • 砥石を強く押し過ぎると砥石が破損しやすくなり危険である。
  • 切断直後の加工物は摩擦熱で高温になっているので火傷に注意する。
  • 切断後の加工物はバリが生じているので素手で触らない。

サンドブラスター

  • 作業にあたっては噴射した研磨剤によるケガの防止、及び静電気による放電ショックを防止するため必ず 付属のゴム手袋を着用する。
  • 粉塵の吸いこみや目に入るのを防ぐため必要に応じてマスク、保護メガネの着用をする。
  • 加工する際は必ず扉を閉めて行う。噴射した研磨剤の飛び出しによる失明やケガの防止。
  • 微細な鉄粉は酸化反応により発熱するので注意する。(火傷、火災の防止)
  • 鉄粉はこまめにダストコレクターのシェイキング(振るい落とし)を行い定期的に廃棄する。

タッピングマシン

  • 取り扱い説明書に従い加工物の材質、加工サイズにより主軸回転数を決める。
  • 加工できるタップサイズはM3~M8である。
  • 適切なタップを使用する。タップの種類はスパイラルタップ(止め穴用)、ガンタップ(貫通穴用)があり  ストレートタップは折れやすので使用は避ける。
  • 適切な下穴を開けておく。
  • 必要な深さになるように調節する。

彫刻機

  • 加工前にベルトの張りを調節する。(強過ぎるとベルトの寿命が短くなり、弱過ぎるとスリップする)
  • 工作物はテーブルに確実に固定する。
  • 適切な加工深さに調節する。
  • 適切な加工スピードで行う。
  • 加工中は彫刻用カッターに顔を近づけない。

プレス機

  • 工作物を脱着する際は指、手、足をつぶさないように十分注意する。
  • 加工中、加工物が飛ばないように注意する。
  • 共同作業者がいる場合はプレス時、合図をしてから行う。

卓上面取り機

  • 切り粉が飛散する場合があるので必要に応じて保護メガネを着用する。
  • 起動スイッチを入れる場合カッターが工作物などにあたらないことを確認する。
  • 回転中のカッター(刃物)には触れたりウエスや小ボウキを近づけたりしない。
  • 工作物の材質、面取りの大きさに応じて表示板に従い適切な回転速度で行う。
  • スライドテーブルを左に寄せカッターに干渉しないことを確認してから工作物をワークストッパに沿って置く。
  • 手でしっかりと固定しながら加工する。
  • 面取り量は始め小さく徐々に大きくなるよう加工する。

パネルソー

  • パネルソーはアクリル樹脂、ベーク材、木材以外(金属)切削しないこと。
  • 切削中の欠けや割れによる飛散を防ぐため工作物に割れ、ヒビ、欠け、腐食など無いことを確認する。
  • 手、指などの切断事故を避けるため、丸鋸走行部には手や指を近づけないこと。
  • 機械後方可動部近くに人や障害物が無いことを確認する。(安全柵設置)
  • 切削する工作物の厚さにあった丸鋸の調節を行う。
  • 起動スイッチを入れる前に丸鋸が工作物に干渉しない高さにあることを確認する。
  • 集塵機を稼動させる。(切り屑の吸い込みや飛散の防止)
  • 切断する加工物は確実に押さえつけられるようにする。
  • 共同作業者がいる場合は切削する際、合図をしてから行う。
  • 機械から離れる場合は機械を停止させる。

レーザー加工機

(注)専門の技能講習の受講を必要とするため担当指導員以外は使用できない。

  • 加工中はレーザー光より目を守るため保護メガネを着用する。
  • 加工後の材料は熱くなっているので火傷に注意する。

ワイヤーカット放電加工機

(注)専門の技能講習の受講を必要とするため担当指導員以外は使用できない。

  • 加工中の感電には十分注意する。

CNC旋盤

(注)専門の技能講習の受講を必要とするため担当指導員以外は使用できない。

  • 自動運転中は、操作盤やフロントドアに触らない(故障の原因となる恐れがある)。
工学部
  • 東北学院大学 産学連携推進センター
  • ハイテクリサーチセンター
  • バイオテクノロジー・リサーチ・コモン