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加藤 幸治教授(民俗学・物質文化論)

研究テーマ

民俗学、特に物質文化を専門とする。モノ作りや農山漁村の生産技術、郷土玩具、伝統工芸等について、歴史的に明らかにする。

研究トピック

モノが教えてくれることから、日本人の生活の推移を探る
綿入の紙衣(和歌山県有田郡)

綿入の紙衣(和歌山県有田郡)

普段着ているTシャツが中国製かベトナム製かを意識することは少ないでしょう。「そのシャツをどうやって手に入れたの?」と問われたら、答えられるのは買った場所ぐらいです。私たちは身に着けているもののことすら説明できませんが、確実にグローバルなモノの流れの中にあります。語られることとモノが持っている情報のズレを見出し、人々の意図の働かない部分で実は生活を大きく規定しているものをあぶり出すことが物質文化論です。

写真はある山村で発見した和紙製の夜着(よぎ)、つまり着物形の掛布団です。地域の人々は、どこで作られどのように使われたかを知りません。しかし明らかに地元産の特徴ある和紙で作られており、様々な生活財がこのような出荷しない和紙を使用して製作されたことを窺わせます。

加藤ゼミの卒論例

  • 「人と人の繋がりを再定義する契機としての人形供養 ―成田山仙台分院の人形供養と「手紙」の分析―」
  • 「酒造業における技術革新と「伝統」の活用 ―宮城県塩釜市株式会社佐浦を事例に―」

最近の著作

郷土玩具の新解釈
  • 『郷土玩具の新解釈 ―無意識の“郷愁”はなぜ生まれたか―』社会評論社 2011年
  • 「流通民具概念再考」『京都民俗』第27号 京都民俗学会 2010年
  • 「熊野古道の現在 ―“熊野イメージ”を対象化する―」『歴史評論』687 歴史科学協議会 2007年
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