東北学院大学

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文学部 歴史学科

教員紹介

教員プロフィール

谷口 満 教授(中国古代史)

研究テーマ

楚国の歴史と文化・先秦都市・古代歴史地理などを専門とする。最近は長江流域の出土文物と民間習俗の関係に興味を持つ。

研究トピック
虎座鳥架鼓の彼方―虎崇拝と鳥崇拝から古代楚国の構造を探る。
襄陽市余崗出土の虎座鳥架鼓

襄陽市余崗出土の虎座鳥架鼓

虎座鳥架鼓とよばれる奇妙な形の漆木打楽器は、長江流域に展開した楚文化に特有なものであり、台座の虎と柱架の鳥は、いうまでもなく楚国の人々の鳥崇拝と虎崇拝を表している。

ただ両者の崇拝は、一貫して同等というわけではなかった。春秋時代は虎神が最高神であったが、しだいに鳥神の地位が上昇し、戦国時代には虎神に代わって鳥神が最高神になっていったと思われる。それは虎崇拝集団を支配集団とする体制から、鳥崇拝集団を支配集団とする体制に、楚国の政治・社会構造が変化していったことを示しているであろう。その変化の過程を、文献史料と考古資料によって跡づけるのが、目下のところ、最重要な研究課題となっている。

谷口ゼミの卒論例
  • 「中国古代の太陽信仰」
  • 「易からみた中国人の思考について」
最近の著作
  • 「襄樊博物館所蔵楚国青銅器珍品二件 ―楚文化淵源探索の新資料―」『アジア文化史研究』11 2011年
  • 「試論清華簡《楚居》対于楚国歴史地理研究的影響」四省楚文化研究会編『楚文化研究論集』10 2011年
  • 「襄陽再訪記 ―襄陽・老河口・穀城・宜城に楚式鬲を訪ねて―」『アジア流域文化研究』8 2012年