東北学院大学

新着情報

「街からの伝言板」がスタート

2014年08月26日

140826-1_02.jpg

 仙台市(市民局市民協働推進課)、によるプログラム『伝える学校』では、昨年12月に東北学院大学土樋キャンパス90周年記念館において、和合亮一氏、長田謙一氏を講師にお迎えし第4講が開催されました。
140826-1_03.jpg 平成26(2014)年度の仙台市震災復興メモリアル・市民協働プロジェクト『伝える学校』は、東北学院大学教養学部地域構想学科の植田今日子准教授の企画監修により、『街からの伝言板』としてスタートします。
 これは仙台市が取り組んでいる震災を経験した市民の記憶と記録を市民自身の手で世代や地域を超えて伝えていこうというもので、昨年植田准教授など学院大学の教員9名により上梓された『更地の向こう側』の編集手法を用い、市民からの体験談を募り、一方でリサーチメンバーによる聞き取り調査を行い、街のどこで、どのようなことがあったのかを掘り起こし、絵地図と併せてまとめていこうというものです。

140826-1_01.jpg
(クリックでPDF表示 990KB)

 8月17日、雨模様の日曜の午後、『街からの伝言板』リサーチチームへのガイダンスが開催されました。
 企画監修の植田准教授と、『更地の向こう側』では共同編集者でもあった言語文化学科の酒井朋子准教授が、趣旨とこれからの取り組み、手法などについて集まった学生や市民20数名に説明しました。約2時間のプログラムの中で、聞き取り調査のポイントなどを実践するワークショップも開催されました。
 現在、仙台市の区役所や公共施設のインフォメーションに設置されている、『街からの伝言板』記入シートを基にリサーチチームが聞き取り調査を重ね、仙台市街地それぞれの場所に込められた記憶や知恵を、中田匠氏による絵地図とともに来年春の国連防災会議までにまとめる予定になっています(図は中田氏による仙台駅東口付近)。

 

140826-1_04.jpg 140826-1_05.jpg
140826-1_06.jpg 140826-1_08.jpg
140826-1_07.jpg

○伝える学校 「街からの伝言板」記入シートのダウンロードは下記から
 http://311memorial.org/

○平成25(2013)年度『伝える学校』の内容についてはこちら
 https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/?p=10379
 https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/?p=11839
運営:仙台市、NPO法人20世紀アーカイブ仙台、一般社団法人MMIX Lab、RE:プロジェクト

問い合わせは
 仙台市市民局市民協働推進課
 仙台市青葉区二日町1-23 アーバンネット勾当台ビル2階
 電話 022-214-8002 (平日9時から17時)