2014年12月16日

東北学院大学
学長　松本 宣郎

　11月18日に端を発し、12月5日、12日と３回にわたって脅迫状が本学多賀城キャンパスに送付された件に関しては、本学としては学生・園児の安全を最優先に、警察との密接な協力の下、最善と思われる措置をとり、12月12日に被疑者逮捕に至りました。この間、多賀城市の皆さまをはじめ多くの方々に多大なご心配とご迷惑をおかけし、大学としてまことに申し訳なく存じます。
　被疑者が本学工学部2年生の学生であったことに大学として大きな衝撃を受けております。教育機関としての責任を痛切に感じているところであります。
　当人の行動自体には強く反省を促し、悔い改めてもらいたい、と願いますが、かかる行動をとるに至った経緯について、その詳細については調査しなければならないと考えております。仮に教育現場に何らかの要因が見出されるなら、直ちに改善し、二度とかかる事態が生じないよう対処する所存であります。
　学生諸君には3度いずれの状況下においても、大学の指示に従い、急な下校措置や長時間の学内待機などにも冷静に対応してくれたことを感謝します。今後も学業にいそしむと共に、安心安全なキャンパス作りに協力してほしいと願っています。
　教職員の皆さまには、危機対応策の徹底的な見直しと、学生生活におけるトラブル等の防止のためにいっそうの配慮をお願いします。

　東北学院大学はまもなくクリスマスの行事を迎えます。神さまが学院のすべての者たちの平安を守り、祝福を与えてくださるよう、切に祈ります。そして現在取調べを受けている学生とそのご家族の上にも、神さまのいつくしみと慰めがありますよう、祈っております。