東北学院大学

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文化財レスキュー関連イベント「牡鹿半島 思い出広場in鮎川」の開催について

2015年06月09日

 本学では、震災以来旧牡鹿町の文化財レスキューに歴史学科民俗学実習の学生たちが継続的に携わってきました。資料の修復や保全作業はほぼ終了し、現在は民具や古写真などのむかしの牡鹿半島のくらしのデータベースを整える作業に着手しています。
 今回は、震災後毎年行ってきた民具の展示に加え、半世紀前の写真や映像を見ていただきたいと考え、展覧会(「海のくらしの風景」展)と映写会(「鮎カフェ」)を組み合わせたイベントを開催します。また、大学生が子どもたちに昔のくらしを楽しく伝える「みんなで“MINGO”ゲーム」や「体験!文化財レスキュー」も実施します。
 また本学文化財レスキュー班では、これまでは更地にテントを建てて展覧会を開催してきましたが、今年度から「牡鹿公民館」となった牡鹿保険福祉センターを舞台として活動をさらに活発化させていきます。文化財や古写真といった文化資源を、復興していく地域社会の文化創造に活用する活動を、これまで以上に定着させていきたいと考えています。
 初夏のおだやかな日曜日を、楽しく過ごす手作りのイベントです。当日は市営バスも会場へ臨時運行されることになりましたので、ぜひ遊びに来てください。

東北学院大学文学部歴史学科准教授 加藤 幸治

イベント名:「牡鹿半島 思い出広場in鮎川」
開催日時:平成27年6月21日(日) 午後1時から午後4時
開催場所:牡鹿公民館(宮城県石巻市鮎川浜清崎山7 牡鹿保険福祉センター「清優館」内)
※当日は市営バスの臨時運行もありますのでご利用ください。
主催:「牡鹿半島・思い出広場」実行委員会
文化庁:地域の核となる美術館・博物館支援事業(東北学院大学博物館)

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内容:
<展覧会>
「海のくらしの風景」展 (牡鹿半島の古写真と民具を展示)

<イベント>
①「ayu café 鮎カフェ」 13:30~14:30
古写真50枚と、昭和中期の牡鹿半島のくらしの映像の特別試写会。

②みんな集え!「“MINGO”ゲーム」 14:00~14:30

おもに小学生を対象とした民具を使ったビンゴゲームです。昔のくらしの勉強にもなって、ビンゴの数ごとに景品もあるよ!!

<無料配布>

東北学院大学文化財レスキュー班が編集した写真集「鮎川浜のにぎわい ―よみがえる60年前の古写真帖―」(発行:東北学院大学博物館)を、会場で無料配布します。

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※翌日の6月22日、学生たちは石巻市教育委員会の仮収蔵庫にて被災文化財の整理作業を行います。
この一連のイベントにつきましては、現地での取材も受け付けておりますので、メディア各社ぜひおいでください。

このページの内容に関するお問い合わせ
東北学院大学博物館 加藤幸治准教授
〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3-1
TEL.022-264-6920 FAX.022-264-6917