東北学院大学

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文化財レスキュー関連活動で小学生とともに老人ホームで劇を上演

2018年12月17日

181217-1_1.jpg 文学部歴史学科の加藤幸治ゼミナールでは、東日本大震災で被災した地域資料の東北学院大学文化財レスキューをきっかけとして、石巻市牡鹿地区の文化における復興に関わってきました。現在は地域の文化の掘り起こしや、資料を活用した文化創造活動に学生主導で取り組んでいます。
 今年度、石巻市鮎川小学校とのコラボで、地域の昔ばなしをもとにした手づくりの演劇を小学3・4年生の児童6名とともに制作し、今年度10月に同校の学芸会で小学生と大学生による劇「牡鹿むかしばなし~さるの人まね~」を上演しました。
 12月12日(水)、この劇をさらにバージョンアップさせたものを、石巻市牡鹿地区の特別養護老人ホーム「おしか清心苑」にて上演しました。このイベントは、劇の脚本を作る際に、小学生と大学生がチームとなって老人ホーム等で聞き書きを行ってきたので、今回はそのお返しに劇を披露し、手づくりのクリスマス・プレゼント贈呈(松ぼっくりツリー)など、小学生と大学生が交流会を共同企画したものです。終了後は、さらに地域のくらしのデータを増やすために聞き書きを行い、年明けに予定されているワークショップの情報収集と、小学生に課す冬休みの調べものの宿題についての共有を行いました。
 地域の文化面での復興の手助けになる活動へと、文化財レスキュー活動の目的は変化しており、歴史学科民俗学ゼミの学生たちがそれに取り組んでいます。

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