東北学院大学

経済学部経済学科

出張講義

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教員名 教員の
専門領域
講義タイトル 講義内容
篠崎 剛 経済成長、国際貿易 経済学入門 経済学が日常生活に広く関係していることを知るとたいていの人は驚きます。経済学はお金儲けの学問と考えるのはもう古く、「あなたが何を選ぶか」を研究するより広い範囲の学問だからです。本講義では、このような人々の選択行動を利用して、政府が健康問題を解決しようとしていたり、渋滞問題を解決しようとしたりすることをデータを使って説明します。そのうえで、『経済学の利用方法』を楽しく皆さんと一緒に考えます。
伊藤 健宏 社会保障論、マクロ経済学 社会保障制度について経済学を用いて考えてみよう 人々の生活を守る政策として代表的なものに、社会保障制度があります。具体的には介護・医療・年金などの制度ですが、これらの政策の在り方を考えるうえで経済学は非常に有効な手段となりえます。一方で、経済学で社会保障制度を考えるということに違和感を持っている皆さんもいらっしゃるかもしれません。経済学と社会保障がどのように結びついているのか、簡単な例を用いて説明します。
松前 龍宜 景気循環理論、マクロ経済学 先進諸国の経済政策とその背景 2022年のロシアによるウクライナ侵攻に端を発する原油高は、世界的なインフレ(物価上昇)をもたらしています。このインフレに対し、欧米の中央銀行は金利を引き上げる「金融引締」と呼ばれる政策対応を取り、日本銀行はゼロ金利を据え置く「金融緩和」という政策対応を選択しています。インフレという共通問題に直面している先進諸国の経済政策が、なぜこれほどはっきりと分かれるのでしょうか。この講義では、インフレに対する各国の政策対応の背景を、経済学的メカニズムに基づいて直観的に解説します。
稲見 裕介 ゲーム理論 マーケットデザインに親しむ マーケットデザインとは、ミクロ経済学の知見を活かして様々な現実問題の解決に挑む新しい研究分野です。周波数帯域の割当問題や研修医の配属問題などでは着実に成果を生んでいます。この講義では、マーケットデザインで実際に用いられる分析手法について、具体例を挙げながら紹介します。
小林 陽介 情報経済論 プラットフォーマーの経済学 私たちはYouTubeやX(旧Twitter)といったネットサービスを、たいていは無料で利用しています。それらのサービスを提供するデジタルプラットフォーマーと呼ばれる企業は、どのようにして利益をあげているのでしょうか。この授業では、経済学の考え方を用いながら、デジタルプラットフォーマーのビジネスについて分析します。
佐藤 純 西洋経済史 自由貿易体制の基盤-イギリス経済史から考える- 自由貿易体制はわたしたちの生活を豊かにしてくれる国際公共財です。本講義では自由貿易体制の基盤について、イギリス経済史の検討を通して論じていきたいと思います。
望月 理生 地域経済論、地域開発論 地域経済論からみた地域課題-東北地方を事例として- 日本の各地域は現在、様々な地域課題に直面しています。人口減少社会に突入している日本では、少子化・高齢化に悩まされている地域も広範にわたっています。さらに、農山漁村では第一次産業の担い手不足が叫ばれる一方、都市部でも業種によっては担い手不足が生じています。この講義では、東北地方を事例に、地域が抱える課題について地域経済論の視点から解説します。
谷 達彦 財政学・地方財政論 これからの税を考える 消費税や所得税など、私たちの生活には様々な税が関わります。日本は税の負担感が強い国だといわれますが、そもそも税は何のためにあるのでしょうか。また、諸外国と比べて日本の税にはどのような特徴があるのでしょうか。この講義では財政学の視点からこれからの税について考えます。
泉 正樹 経済学の基礎理論 労働について考える 近年の人工知能(AI)やロボット工学の発達は、人がこれまで行っていた労働を「自動化」してしまうともいわれています。この講義では、そもそも労働とはどのような活動であるのか、という問いに対する一つの回答を紹介します。その上で、「自動化」が生じる理由について考えてみます。
白鳥 圭志 日本経済史、日本経済論 後発性の利益の喪失とグローバリゼーションからみた日本の経済衰退 1991年2月のバブル崩壊以後、30年以上、日本経済は衰退の一途を辿ってきました。これに対して、政府は、何もしなかったわけではありません。それでは、なぜ、日本経済は衰退し続けたのでしょうか?この問題を後発性の利益の喪失と経済のグローバル化から考えてみます。
舟島 義人 マクロ経済政策 GDPと経済厚生 GDP(国内総生産)は一国全体の経済規模を測る重要な指標であり、世界各国のGDPやその変化率である経済成長率は、ニュースや新聞などでよく取り上げられます。この授業ではGDPの基礎について学習するとともに、国民の経済厚生にとって、どのようなGDPの変動ないし成長が望ましいかを考えます。
白井 大地 マクロ経済学、金融論 リスクを小さくする仕組み 金融やファイナンスの基本であるリスクを小さくする仕組みを紹介します。投資は資産のない若い世代には関係ないと思っていませんか。実際には就職すると、個人型の年金をどのように運用すべきか、保険に加入するべきか、家を買うべきか、といった問題に直面します。こうした問題を題材に金融の入門の入門を学びます。
谷 祐可子 環境経済学 環境経済学入門 大気汚染や水質汚濁などの環境問題を緩和するためにはどうしたらよいか、という問いに対して経済学がどのように取り組んできたのか、環境経済学という分野についてご紹介します。外部性という概念、排出税や排出取引制度など環境汚染物質を削減するための政策、環境の質を金銭的に評価するための手法などが、この分野に含まれる話題となります。
塩見 由梨 マルクス経済学、経済学説史 経済学の多様性 経済学にはさまざまな理論=考え方が存在しています。どんな理論を勉強するかによって、見えてくる世界の姿も変わります。この講義では、価格や在庫といった身近な現象を題材にして、経済学の多様性に触れていただくとともに、さまざまな考え方が併存していることの意義を考えます。
アレイ 
ウィルソン
ミクロ経済学、産業組織論 経済学って何の役に立つか この授業で、ミクロ経済学を利用し、国内外の出来事、経済政策の変化などのニュースを踏まえた上で、これから経済がどのように変わり、どのような行動をとるべきかについて考える。その中、私生活とこれから高くなるモノ・安くなるモノについて注目する。
吉田 惇 経済数学 経済学で数学はなぜ必要?望ましい政策決定のために 経済学では数学がしばしば登場します。それは経済現象の論理的な説明や、社会的に望ましい政策の導出に利用するからです。その際には、単に計算が得意であることよりも、数式やグラフが表す意味をくみ取る力がより重要になってきます。この講義では、最適化問題を利用した望ましい政策決定の導き方、数理モデルの帰結は我々にどのような示唆を与えてくれるのかを事例を使って考えます。
田野 穂 中小企業論、産業論 地域の中小企業について学ぶ 中小企業は私たちの生活の中で最も身近に存在する経済主体といっても過言ではありません。そんな中小企業は経済のグローバル化やIT化が進む現代においてさまざまな課題に直面しています。たとえば、最近では海外も含めた販路開拓、人材育成、事業承継、ICTやAIなどの活用などの課題が挙げられます。本講義では、実例に基づいて地域の中小企業が抱えている課題やその取り組みについて説明していきます。