東北学院大学

Language

文学部 英文学科

特徴的な学び

人間の言語能力を理論化する

なぜ人間だけが言語を操れるのか?
英語を通して人間だけが生まれ持つ言語能力を探る

豊島 孝之 教授

オウムや九官鳥はコトバを真似しますが、意味は理解していません。チンパンジーを人間の子供のように育てても話すようにはなりません。言語は単なる模倣やコミュニケーション目的により発達したものではなく、人間だけに生得的に備わっていると考えられます。世界に現在7千余の言語が存在しますが、人種に関わらず健常な乳幼児であれば、周囲で使われている言語を特に教えられなくとも習得します。言語を操る能力は人類固有の脳神経系として進化しました。完全直立歩行を得た人類の喉頭は他の類人猿より降下し、声帯が発達し舌根や口腔の自由度が高まりました。文法の諸規則も、記号操作として最適効率で演算していることが分かってきました。そこに働く自然法則を考慮しながら、研究の進んでいる英語を通し、人間の言語能力を科学的に理論化していくことを目指しています。