東北学院大学

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文学部 歴史学科

高度な研究事例

発掘現場で学ぶ考古学実習

大型前方後円墳の発掘調査を実施し、地域の古代史解明に挑む

辻 秀人 教授

歴史学科の考古学実習は、考古学の様々な調査技術を学んでから実際に発掘調査を実施します。現在は、全長60mを越える大型前方後円墳、福島県喜多方市灰塚山古墳の発掘調査を平成23年から実施しています。

平成28年の夏休みに実施した灰塚山古墳の発掘調査では、古墳の最も高い場所、後円部にある二つの棺の調査を行いました。中心の棺は長さ8mを越える大型の木棺で中から青銅の鏡、ガラスの腕飾り、大量の竪櫛、大刀などが出土しました。もう一つの棺はやや小型の石棺ですが、石棺の蓋の上に剣、大刀、大量の鉄鏃が置かれている様子を確認しました。いずれも、東北古代史を考える上で大変貴重な成果です。学生諸君には、考古学実習を通して考古学の技術を学ぶとともに、合宿生活で共に学ぶ時間の中で成長してほしいと願っています。