東北学院大学

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文学部 総合人文学科

特徴的な学び

日本人は人生をどう考えたか

日本の思想の歴史的変遷を学ぶことで、自分自身の生き方を見つめ直す

木村 純二 教授

現代の日本では、多くの人が特定の宗教的信仰を持たず、イベント的に宗教行事に参加して、先祖供養の葬祭を慣習的に仏式で執り行っています。こうした思想状況は江戸時代の寺檀制度や近代の国家神道など、時の権力者の宗教的民衆統制によって作り出されたもので、「伝統」だと思っていたものが実は後から作られたものだったというのは珍しいことではありません。仏教はもともと先祖供養を説く教えではないし、武士道はサムライ・スピリットというようなものではありません。日本の思想は単一ではなく、仏教・儒教・神道(国学)・武士道・近代思想など様々な思想潮流が複合的に構成されて成り立っています。それらの思想を一つ一つきちんと学び直し、その歴史的変遷を理解することで、自分自身を形成している思想のルーツを知ることができます。