東北学院大学

経営学部

仙台商業高校の生徒10名が会計学のゼミを見学しました

2016年07月15日

 7月13日(水)に、仙台商業高校の生徒10名にゼミを見学していただきました。
 今回、見学していただいたゼミは会計学を勉強している松岡ゼミです。高校生には、大学生が実施するプレゼンテーションを見てもらい、質疑応答にも参加してもらいました。

160715-1_1.jpg プレゼンテーションのテーマは、「企業名から財務諸表を推定する」です。学生は、担当する会社の名前だけを言い渡されて、それだけを手がかりに貸借対照表や損益計算書の数字を当てます。なぜ、そのような予想をしたのかを根拠をもって説明しなければいけません。

  今回、財務諸表を予想した企業は、トヨタ、楽天、やまやの3つです。意外にも、学生たちは貸借対照表の数字については近い値を予想することができていました。ただ、連結貸借対照表だと、金融事業が入っているケースがあり、それを見落として大きくずれてしまったケースもありました。この点は、いい勉強になったはずです。
 また、損益計算書の数字、とくに営業利益率についてはどの学生も苦戦していたようでした。上場企業であれば営業利益率が20%程度あると、漠然と予想していたようです。正解は・・・トヨタが10%、やまやが4%、そして楽天が15%です(連結ベース)。営業利益率は業種業態によって大きく影響を受けること、そしてトヨタのような優良製造業でも10%だということは、意外だったようです。

   質疑応答も大いに盛り上がりました。高校の生徒さんにも質問を出してもらいまさいたが、中には大学生をうならせる立派な質問をしていた高校生さんもいて、非常に充実した時間となりました。